工芸都市高岡2004クラフトコンペティション

グランプリ


焼肌磨きの酒器たち

岩清水 久生/神奈川県横浜市

 

 

 
素材と対話し、無駄なデザインを排除していく中で、最良のプロポーションを見事に探し当てた完成度の高い作品。産地の伝統的な技法を受け継ぎながら、生活の中で使える現代の鉄器を目指した作者のセンスの良さがうかがえる。鉄という素材が日常の生活から姿を消しつつある今、改めて若い世代の人たちに、鉄器のある生活の豊かさや温かさを提示してくれた、まさに高岡のグランプリにふさわしい作品である。

 

 

戻る