ORIGANE
小山 泰之/山梨県
菓子皿に懐紙を重ねたような懐古的なシルエット。それをアルミという未来的な素材で表現した観点に、作者のセンスを感じる。金属でありながら、硬さと重さをまったく感じさせない。折り紙ならぬ「折り金」というネーミングは、まさに狙い通りだ。欲をいえば、取り皿ほどの小ぶりなサイズがバリエーションとしてあればよかった。提案方法を工夫すれば、もっと上位を狙えた作品だ。