possible
成瀬 好徳/千葉県
溶解した金属の中に有機物を入れる、という発想が実に面白い。新たな機能や用途というものは、このように実験的なものづくりから生まれるもの。決して洗練された造形とはいえないが、素材の可能性を広げるという意味においては明るい未来を感じさせる作品だ。しかもユーモラスで思わず手に取ってみたくなるほど、とても楽しげ。ここからどんな風に展開し、どんなクラフトが新たに生まれるのか。作者の次なる挑戦が楽しみだ。