2021年 金属 グランプリ 薪ストーブ 鉄 45×40×78㎝ ¥418,000 竹内 淳 タケウチ アツシ 長野県松本市 2011年有限会社山林舎に勤務、オダーメイドストーブ製作を始める2012年先代より会社を譲り受け現在に至る。 作品について 少し小さめの薪ストーブです。 講評 今年のグランプリを決する際に審査員一同で改めて議論したのは「クラフトとは?」という問いでした。手でつくっているからクラフト? 造形がシンプルだからデザイン? 細密な技工だから伝統工芸? それら様々な領域を横断するクラフトという概念は、近年さらにその領域を広げています。この薪ストーブはシンプルな造形で燃焼部を支える足は対角線上の2本にすることで下部に置く薪の出し入れが容易になっています。燃焼室ドアや空気調整口のディティールやハンドルの造形など細部に渡ってよく考えられています。これまでの高岡クラフトコンペの「クラフト観」を更新した本作品が、様々な領域の作家を触発するのではと期待しています。(大治将典)
講評
今年のグランプリを決する際に審査員一同で改めて議論したのは「クラフトとは?」という問いでした。手でつくっているからクラフト? 造形がシンプルだからデザイン? 細密な技工だから伝統工芸? それら様々な領域を横断するクラフトという概念は、近年さらにその領域を広げています。この薪ストーブはシンプルな造形で燃焼部を支える足は対角線上の2本にすることで下部に置く薪の出し入れが容易になっています。燃焼室ドアや空気調整口のディティールやハンドルの造形など細部に渡ってよく考えられています。これまでの高岡クラフトコンペの「クラフト観」を更新した本作品が、様々な領域の作家を触発するのではと期待しています。
(大治将典)