〉お知らせ・レポート〉「怒り」を「笑い」に変えるクレーム対応講座
25.10.17
令和7年10月14日、砺波商工会議所大ホールで「クレーム対応講座」が開催されました。会員事業所の皆さまが「怒り」を「笑い」に変える対応術について学びました。
講師を務めたのは、クレーム・コンサルタントとして全国で活躍している谷厚志さんです。谷さんは学生時代から関西を拠点にタレント活動を行っていましたが、その後、一般企業に転じてお客様相談室での業務に携わりました。現場での経験を重ねる中で、お客様対応の実践力を磨かれました。2014年には、クレーム対応の重要性を社会に広く伝えることを目的として「一般社団法人 日本クレーム対応協会」を設立しました。現在は、企業研修や講演を通じて、クレーム対応のノウハウを全国に発信しています。
谷さんは、クレームをお客様からのアドバイスと捉え、大企業は苦情を大切にして成長していると語りました。また、クレームを一部のわがままと考えるのではなく、その背後には同じ思いを抱く多くのお客様が存在することを忘れてはならないと述べました。さらに、クレームを受けた際に「メモを取ります」と伝えることの効果についても触れました。谷さんは「メモを取ることで相手の話すペースを落ち着かせ、事実と個人的な見解を分けて整理できる」と説明しました。講義は笑いと共感に包まれ、参加者は実践的で人間味のある内容から多くの学びを得た様子でした。