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平成26年度 定期総会 従業員表彰 (2014/06/10)
6月10日和風会館ふかまつに於いて、平成26年度定期総会を開催致しました。
夏野市長、大島商工会議所会頭らを来賓にお迎えし、25年度事業報告・収支決算、26年度事業計画・収支予算案が承認されました。

任期満了に伴う役員改選では、新たに堀田新会長を選任する改選案も承認されました。
 (会長:堀田泰弘(㈱トナミ産業) 副会長:寺井秀夫(富山住機㈱)、横山征典(㈱横山製作所)

同日開催された従業員表彰では、永年に渡り地域産業の発展に尽力された永年勤続者11名、職務に精励し他の模範となる優良従業員4名の方が受賞されました。おめでとうございました。更なるご活躍に期待いたします。

表彰を受けられた方々は こちら をご覧下さい。(PDF)


2014年度 安全標語コンクール結果発表 (2014/07/11)
2014年度 安全標語コンクールに多数ご応募いただきましてありがとうございました。
21会員事業所より199作品の応募があり、19名の当協会役員による厳正な審査を経て、最優秀作品1点、優秀作品10点が選定されました。
最優秀作品は3色の短冊ポスターにし、全会員事業所へ配布いたします。
結果は以下のとおりです。
標          語 事業所名 氏 名
最優秀賞 慣れた作業の安心感 ゆるむ心にひそむ事故
基本を守ろう ゼロ災職場
㈱トナミ産業 小西由美子
優秀賞 見る目・気づく目・注意の目 みんなで育てる安全意識
高めて目指す無災害
富山住機㈱ 篠原 哲央
優秀賞 安全は一人一人が責任者 声掛けあって危険予知 笹谷工業㈱ 中島 昌子
優秀賞 安全にこれで終わりの言葉なし 手順を守って安全作業
みんなで作ろう安全職場
㈱トナミ産業 末永美千子
優秀賞 見つけた危険 みんなに周知 すぐに改善 ゼロ災職場 中越パッケージ㈱砺波工場 飯田代志子
優秀賞 ヒヤリ・ハットも事故の内 隠さず慌てず素早い処置
危険の芽をつみ無災害
富山住機㈱ 坪本 仁美
優秀賞 災害は無理と油断と焦りから 守ろうわが身と仲間の安全
危険予知して0災職場
㈱砺波製作所 福江 卓実
優秀賞 油断、過信が命取り ヒヤリハットの経験活かし
みんなで築こう 安全職場
塩谷硝子㈱富山工場 四辻 光博
優秀賞 安全は、唱和だけでは意味はなし。守って実行、意味を成す。 パナソニック・タワージャズ
セミコンダクター㈱ 砺波地区
師藤 健
優秀賞 安全は ひとりひとりが責任者 見つける努力と注意する勇気
手順を守って無災害
富山住機㈱ 高多 和美
優秀賞 「これくらい」 ゆるむ心に ひそむ事故 ㈱トナミ産業 堀本 麻紀
第41回事業所対抗ソフトボール大会 富山住機 2大会ぶり優勝 (2014/10/12)
会員事業所の従業員福祉活動、事業所間交流事業の一環として開催している事業所対抗ソフトボール大会は今年41回目の開催となりました。昨年は雨天中止でしたが、今年は好天に恵まれ、10月12日、砺波市総合運動公園多目的グラウンドを会場とし8事業所が参加、熱戦が繰り広げられました。

打撃戦が多く見られ、2桁得点の試合が続出する中、決勝は進んだのは、2大会ぶり2度目の優勝を目指す富山住機と、2度目の決勝進出となったハイテクミニ企業団地でした。6点のリードで迎えた最終回、ハイテク団地の猛反撃を5点で振り切り、富山住機が勝利しました。富山住機は全ての試合、1点差の接戦を勝ち上がっての優勝でした。

準優勝は砺波市ハイテクミニ企業団地、3位は西陵、松本建設という結果になりました。選手の皆さんお疲れ様でした。



2014年度 優良事業所視察事業 新潟県燕三条 (2014/11/21)
今年度の優良事業所視察事業は、庄川町事業所協会と合同で11月21日、新潟県燕三条を訪れました。
 この地域は、古くから、金属加工がさかんで、「研磨のまち」「刃物のまち」「金属食器のまち」等々、ものづくりの集積地として発展してきた地域です。

「燕市磨き屋一番館」
 金属加工産業としては日本一である燕市と三条市。1970年には中小零細で1700社あった燕市内の研磨業者は2010年には400社(1000人)まで減少しており、個人経営が多く高齢化が進むなか、金属研磨技術を次世代に継承するために設立された施設です。燕研磨振興協同組合が運営しています。伺った日も、プロの磨き屋を目指す若者たちが修行をしていました。この施設では見学者の磨き体験も実施されており、当協会員もビアカップを真剣な表情で磨き、その出来栄えに自己満足(?)していました。

「燕市産業史料館」
 燕市の金属産業の起源や歴史、伝統技術を紹介する博物館。江戸時代の和釘製造が燕のものづくりの起源で、その後キセル、ヤスリ、銅器と金属加工の歴史は続いていきます。清水次郎長や徳川綱吉が愛用したキセル、金工作家の作品、日本の生産量の90%を占める金属洋食器のスプーンやナイフの展示などを、特徴的な語り口の女性学芸員が説明してくれました。

 今回の見学会をお世話いただいた「燕三条地場産業振興センター」に立ち寄り、特産品、お土産などの買物をし、三条市にある諏訪田製作所を訪問。

「諏訪田製作所」
 黒を企業のイメージカラーとする諏訪田製作所。工場の外壁から内装、生産で使用する機械設備そして作業服までもまでも黒で統一される徹底ぶりです。鍛冶屋さんは黒い空間で灼熱する鋼の色を見て、その温度を判断したそうです。
 「オープンファクトリー」=「開かれた工場」というコンセプトのこの工場は、ほとんどの工程に見学通路が設けられており、ふらっと立ち寄った人でも見学が出きるそうです。原材料の鍛えから商品仕上げまで自社で行い、全てがハンドメイドの過程を見ていただこうという思い、作り上げる製品に対する職人の純粋な気持ちを伝えたいという思いがあります。より多くの方に見ていただく為に土曜日を出勤とし、月曜日を休日にしているそうです。また通路には、各工程をライブで映し出すモニタも設置されていました。
 ペンチのような形状の「爪切り」が主力製品で、工程を経る毎に右の刃と左の刃を合わせたその隙間がどんどん縮まっていき、製品として仕上がる時には隙間が肉眼では見えないほどになっていました。最終仕上げを担当している職人さんを見ましたが、ヤスリで2、3度磨いては目でチェック、何度も何度もその作業を繰り返しておられました。それこそ納得のいくまで続けられるのだと思います。そうして作られた爪切りで、爪を切ってみましたが、切るときの重厚感、切れ味、爪の切り跡が、普段使っている爪切りとは全く違うものがありました。
 手間をかけて製造されているだけあって、価格的にも高級な爪切りですが、美容院やネイルサロン等プロのお店でよく使われているそうです。技術、思いに真摯に取組み「爪切り」という分野でのブランド化を実現している企業だと感じました。


平成27年度 定期総会 従業員表彰 (2015/06/03)
6月3日和風会館ふかまつに於いて、平成27年度定期総会を開催致しました。
齊藤副市長、大島商工会議所会頭らを来賓にお迎えし、26年度事業報告・収支決算、27年度事業計画・収支予算案が承認されました。

併せて異動に伴う役員変更の報告がありました。 副会長:森川 大(富山住機㈱)、監事:大窪範広(北陸コカ・コーラプロダクツ㈱砺波工場)

同日開催された従業員表彰では、永年に渡り地域産業の発展に尽力された永年勤続者13名、職務に精励し他の模範となる優良従業員5名の方が受賞されました。おめでとうございました。更なるご活躍に期待いたします。

表彰を受けられた方々は こちら をご覧下さい。(PDF)

2015年度 安全標語コンクール結果発表 (2015/07/10)
2015年度 安全標語コンクールに多数ご応募いただきましてありがとうございました。
今年度、21会員事業所より201作品の応募があり、19名の当協会役員による厳正な審査を経て、
最優秀作品1点、優秀作品12点が選定されました。
最優秀作品は3色の短冊ポスターにし、全会員事業所へ配布いたします。
結果は以下のとおりです。


標          語 事業所名 氏 名
最優秀賞 忘れるな!変わる環境、変わらぬ基本。安全意識で0災職場。
㈱スリー・ティ 小柴 正考
優秀賞 もう一度 無駄と思うな再点検 小さな見落とし大きな災害
 見直すゆとりが身を守る
富山住機㈱ 小塚ゆかり
優秀賞 やったつもり・見たつもり 「つもり」積もれば災害に
 初心を忘れず指差呼称
富山住機㈱ 篠原 哲央
優秀賞 まあいいか 慣れと油断とルール無視 思った時が正す時
 見直す勇気で ゼロ災害
富山住機㈱ 小寺 康之
優秀賞 安全は人に頼るな任せるな 言葉に出して再確認
 正しい作業でゼロ災職場
富山住機㈱ 山田 陽介
優秀賞 労災ゼロの決意「今から」「ここから」「自分から」 中越パッケージ㈱砺波工場 丸山 英貴
優秀賞 笑顔であいさつ 伝わる心 みんなで作ろう あかるい職場 ㈱スリー・ティ 沼田美千代
優秀賞 危険の芽 見る目 気づく目 予知する目
 日々の意識で安全職場
㈱ワイケーコウキ 坂森 成一
優秀賞 慣れと油断に見えない危険 あせる気持ちにひと呼吸
 高めて行こう安全作業
㈱トナミ産業 小西由美子
優秀賞 無災害 続けば忘れる危険予知 初心を忘れず安全作業 タカラスタンダード㈱トナミ工場 林 崇佳
優秀賞 『後で』やる?『事故の後で』になる前に 見つけた危険は即対策 黒田化学㈱ 長澤 美幸
優秀賞 安全は人に頼るな 任せるな 全員参加で安全活動 パナソニック・タワージャズ
セミコンダクター㈱ 砺波地区
高畑 嘉代子
優秀賞 安全は命がけより心がけ 米原商事㈱ 松村 一樹
第42回事業所対抗ソフトボール大会    熱戦続出 (2015/10/11)
会員事業所の従業員福祉活動、事業所間交流事業の一環として開催している第42回事業所対抗ソフトボール大会が、10月11日、砺波市総合運動公園多目的グラウンドを会場とし10事業所参加で行われ、あいにくの天候ではありましたが、熱戦が展開されました。

僅差の好試合が続いていましたが、準決勝まで進んだところで激しい雨に見舞われ、残念ながら決勝戦を行うことが出来ませんでした。抽選の結果、富山住機の連覇となりました。

準優勝は長谷川製作所、3位は西陵、富山銀行という結果になりました。選手の皆さんお疲れ様でした。



2015年度 優良事業所視察事業 ライオンパワー (2015/12/10)
庄川町事業所協会と合同で12月10日、優良事業所視察事業として、小松市・ライオンパワー、こまつの杜を訪れました。


「ライオンパワー㈱」

 各種FAロボットシステム、計測システム、エレクトロニクス機器、医療機器、プリント基盤、制御盤、プログラム開発等々、幅広いものづくりに対応するライオンパワー。強い会社を作りたいとの想いから名づけられた社名で、当初は「何をする会社?」と取引先から興味を示され、飛び込み営業時に役立ったそうです。
 従業員は119名で約半数が女性です。女性は多くが製造現場に所属しており、設計開発部門が男性中心という社内体制になっています。実際に見せていただいた工場では、各顧客毎に作る製品の分野が違うためそれに応じた現場になっており、女性たちがこつこつと楽しそうに部品製作等の作業をされていました。現場を統括するのも女性であらためて女性のパワーを感じました。
 技術開発に注力しておられ、研究開発室を設置し毎年数千万円を投入し、新技術・先端技術開発に日々研鑽しておられるそうです。
 3つの品質活動として、ISOの理解・実践、LP100活動、未来のハーモニー活動を行い、その活動を通して人材育成も図っておられます。その中から気づいたことが「モラルの向上が生産性・品質の向上につながる」ということで、人のため社会のために貢献するという共通目標を持ちチームとして活動するという意識が、生産性、品質の向上を導くということで、大変共感できると思います。
 高瀬社長に、会社の説明から現場の案内まで対応していただきましたが、社長はJリーグのプロコーチの経験をお持ちであり、社員とコミュニケーションを密に図りながら信頼関係を築いておられました。個々を磨きチームとしての企業文化を高める人材育成方針は大変参考になりました。


「こまつの杜」

 JR小松駅の東側、コマツ小松工場跡地に2011年5月に造成された「こまつの杜」。コマツグループのグローバルな人材育成の拠点であり、地域社会と一緒になり将来を担う子供たちを育む場所として設置されたものです。
 107,380㎡もの広大な敷地に、研修施設である「コマツウェイ総合研修センター」、子供たちが産業機械や建設機械の技術を学習できる「わくわくコマツ館」、加賀地方の自然とふれ合える「げんき里山」、世界最大級ダンプトラック「コマツ930E」の展示などの施設があります。
 今回は、930Eに試乗させてもらいました。最大積載量297トン、車体重量202トン、全長15.32m、全副8.69m、全高7.32mの巨大なダンプトラックは、タイヤの直径だけでも3.83mもあるそうです。間近で見るとその大きさに圧倒されました。鉱山での土砂を運び出すことがメインで全世界で千台以上が稼動しているそうです。


平成28年度 定期総会 従業員表彰 (2016/06/07)
和風会館ふかまつに於いて6月7日、平成28年度定期総会を、来賓に齊藤副市長、大島商工会議所会頭らをお迎えし、開催致しました。

平成27年度事業報告・収支決算、28年度事業計画・収支予算案が承認されました。

任期満了に伴う役員改選では、現行の堀田会長はじめ副会長、監事、理事18名を再選し、新たに新光硝子工業㈱を理事として加える改選案が承認されました。

同日開催された従業員表彰では、永年に渡り地域産業の発展に尽力された永年勤続者14名、職務に精励し他の模範となる優良従業員3名の方が受賞されました。おめでとうございました。更なるご活躍に期待いたします。

表彰を受けられた方々は こちら をご覧下さい。(PDF)

2016年度 安全標語コンクール結果発表 (2016/07/08)
2016年度 安全標語コンクールに多数ご応募いただきましてありがとうございました。

今年度は、22会員事業所より197作品の応募があり、20名の当協会役員による厳正な審査を
行い、最優秀作品1点、優秀作品9点が選定されました。

最優秀作品は3色の短冊ポスターにし、全会員事業所へ配布いたします。
結果は以下のとおりです。


標          語 事業所名 氏 名
最優秀賞 やったつもり 見たつもり つもり積もって大きな事故へ
必ずやろう安全確認
塩谷硝子㈱富山工場 武田 暁典
優秀賞 気を抜くな 毎日変わる 危険箇所 ゆるむ心に ひそむ事故 タカラスタンダード㈱トナミ工場 余西 大輔
優秀賞 手抜き・見落とし・思い込み 無くして作る 安全職場 笹谷工業㈱ 小野津博之
優秀賞 後でやるなら今やろう 気づいたその場で安全確認
築く我らの安全職場
富山住機㈱ 谷井 啓一
優秀賞 安全は一人一人が責任者 抜くな点検 省くな手順 笹谷工業㈱ 山本 祐輔
優秀賞 これくらい ゆるむ心に ひそむ事故 あなたが安全責任者 ㈱長谷川製作所 片山 睦生
優秀賞 危険だぞ! 言える勇気と聞く心 掛ける言葉に思いやり
みんなでめざそう! ゼロ災職場
タカラスタンダード㈱トナミ工場 定田 静恵
優秀賞 焦る気持ちが事故のもと 早くやるより安全に
ゆとりを持ってゼロ災達成
笹谷工業㈱ 稲垣 智泰
優秀賞 ヒヤリ、ハットを隠すより 知らせる勇気と思いやり ㈱長谷川製作所 柴田 豊則
優秀賞 危険の芽 気づいたあなたが責任者 知らせる気づかい
摘み取る勇気 善意の職場に事故はなし
タカラスタンダード㈱トナミ工場 西野 和宏
2016年度 優良事業所視察事業 中村留精密工業 津田駒工業 (2016/12/06)
2016年度優良事業所視察事業として、庄川町事業所協会と合同で12月6日、白山市・中村留精密工業㈱、金沢市・津田駒工業㈱を見学しました。

「中村留精密工業㈱」

 工作機械を主製品として世界41ヶ国、売上の7割を輸出されている中村留精密工業。石川県白山市熱野町に約128,000㎡の敷地に46,000㎡の社屋・工場を構えておられます。超複合加工機、複合CNC旋盤、FA周辺装置、レンズ加工機、ガラス加工機等の工作機械を受注製造されています。
 1965年、業界に先駆けて、油圧制御と電気によって自動運転を行う油圧式自動タレット旋盤・NT-5型を発表され、この機械が同社の名を国内外に広めることになりました。尚この機械は「いしかわモノづくり産業遺産」に認定されており、エントランスに展示されていました。以降、NC化や自動化の研究開発に取り組まれ、複雑な工程を1台で加工を実現する複合加工機のパイオニアとして同社は世界から評価されています。
 開発設計部門と営業サポート部門のコミュニケーションがスムーズにできる職場づくり、世界各国の販売代理店を一同に会した会議を開催、より細やかな顧客の要望を収集し、製品づくりやサポートに反映させておられます。
 それぞれの顧客の異なる課題に向き合いモノづくりによってその解決策を提供するのは社員、つまり人です。同社は人材育成にも注力されており、「技能伝承道場」「安全道場」で熟練技能者の技術を若手に承継、「資格取得支援制度」により社員自らの資質向上を奨励しています。また、社員の家族を招いての「中村留フェスティバル」や敷地内にパットゴルフ場を設置するなど福利厚生の充実もはかり、社員が快適に過ごせる職場を提供し、「自社製品に新しい可能性をもたらすのは人の力の結集であり、会社にとって最も大切にすべきは製品を創造する社員である」と考えておられます。
 世界市場における液晶パネル画面の半分、ノートパソコン用ハードディスクの9割が同社の工作機械で加工されています。同社のあくなき技術開発に対する姿勢が全世界のメーカーへの納品につながっているのだと今回見学させていただいて感じました。

「津田駒工業㈱」

 創業100年を超える津田駒工業は、金沢市野町で繊維機械を主力として工作機械用アタッチメントや輸送用機械部品や建築部品の鍛造品を製造されています。
 繊維産業が盛んであった金沢で、創業者である津田駒次郎氏が人絹織機を製造されたのが同社の起こりです。なかでも「K型織機」は、羽二重・服地・帯地など様々な種類の製織に対応し、高品質で量産を可能とした織機で、9万台をも生産されました。この機械も「いしかわモノづくり産業遺産」の認定を受けています。
 高度成長期には、より幅広い織物をより早くより正確に織り上げようと、ノズルから超高水圧で噴射される水で飛ばし縦糸に横糸を通す「ウォータージェットルーム」、空気の流れで糸を運ぶ「エアージェットルーム」を開発、累計で10万台、20万台を超える生産をしており、現在も同社の主力マシンとなっています。最新機は1分間に2100回以上も横糸を通すことが出来るそうです。実際に織り上げるところを見せていただきましたが、早すぎて何をしているのかわからないうちに織物が紡がれており、この技術、機械性能には驚かされました。
 「われわれはつねに最高の品質をめざし社会に貢献する」が同社の企業理念です。この理念に基づき、最高品質を追求するため技術の研究・開発をし、それを叶える人材を育成されてきたこと、それこそが100年以上の同社の継続を支えてきたのだと、感じさせていただきました。

平成29年度 定期総会 従業員表彰 (2017/06/02)
和風会館ふかまつに於いて6月2日、平成29年度定期総会を、来賓に齊藤副市長、北村商工会議所会頭らをお迎えし、開催致しました。


平成28年度事業報告・収支決算、29年度事業計画・収支予算案が承認されました。


同日開催された従業員表彰では、永年に渡り地域産業の発展に尽力された永年勤続者14名、職務に精励し他の模範となる優良従業員2名の方が受賞されました。

おめでとうございました。更なるご活躍に期待いたします。


表彰を受けられた方々は こちら をご覧下さい。(PDF)

2017年度 安全標語コンクール結果発表 (2017/07/07)
2017年度 安全標語コンクールに多数ご応募いただきましてありがとうございました。

今年度は、24会員事業所より190作品の応募があり、19名の当協会役員による厳正な審査を
行い、最優秀作品1点、優秀作品8点が選定されました。

最優秀作品は3色の短冊ポスターにし、全会員事業所へ配布いたします。
結果は以下のとおりです。


標          語 事業所名 氏 名
最優秀賞 気を抜くな 慣れた作業に落とし穴 初心忘れず 安全確認 米原商事㈱ 八田 和也
優秀賞 毎日変わる危険個所 見方を変えて危険予知
 みんなで目指すゼロ災害
笹谷工業㈱ 大木健太郎
優秀賞 災害は小さなヒヤリの積み重ね 違う目線で危険予知
 高めて目指そう無災害
塩谷硝子㈱富山工場 山本 淳
優秀賞 見たつもり やったつもりが事故の元 初心を忘れず 安全確認 笹谷工業㈱ 水島 学
優秀賞 慣れるほど 忘れてしまうその危険 言葉に出して再確認
 今日も笑顔で快適作業
㈱スリー・ティ 林 晴美
優秀賞 災害は慣れと過信と油断から 正しい作業でゼロ災害 京都プレス工業㈱ 斉藤 正利
優秀賞 「危ないぞ!」ふたつの目より 多くの目 注意し合える 環境作り ㈱砺波製作所 梅村 忍
優秀賞 災害は 油断と慣れと気のゆるみ 省くな点検守れよ手順
 みんなで築こう 安全職場
カラスタンダード㈱トナミ工場 渡辺 篤
優秀賞 知らせよう!私のヒヤリはみんなのヒヤリ!なくして目指そう 0災職場 笹谷工業㈱ 浦野 孝生
第43回事業所対抗ソフトボール大会 富山住機 3連覇! (2017/10/15)
会員事業所の従業員福祉活動、事業所間交流事業の一環として開催している事業所対抗ソフトボール大会は今年43回目の開催となりました。昨年は雨天中止でしたが、今年は肌寒い気候ではありましたが、10月15日、砺波市総合運動公園多目的グラウンドを会場とし7事業所が参加、熱戦が繰り広げられました。

打撃戦が多く見られ、2桁得点の試合が続出する中、決勝は進んだのは、大会3連覇を目指す富山住機と、久々の出場の富山県信用組合でした。初回の猛攻で8点を先取した富山住機が、けんしんの反撃を7点で振り切り勝利しました。富山住機は全ての試合で1回に連打で大量得点を奪い、逃げ切る形で勝ち上がっての優勝でした。

準優勝は富山県信用組合、3位は三恵ネット、砺波製作所という結果になりました。選手の皆さんお疲れ様でした。



2017年度 優良事業所視察事業 朝日印刷 ハナガタ (2017/12/14)
庄川町事業所協会と合同で12月14日、2017年度優良事業所視察事業として、富山市にある朝日印刷㈱、㈱ハナガタの工場を見学しました。

「朝日印刷㈱」

 医薬品や化粧品のパッケージ製造を行う朝日印刷。富山市内に5つの製造工場とクリエイティブセンター、京都にもクリエイティブセンターを構えておられます。皆さんよくご存知のドラッグストアで販売されている医薬品やドリンク、そして病院や調剤薬局の薬の箱、薬びんに貼付されているシール、薬に添付されている説明書きなどを、デザイン・印刷製造されています。
 1872年、小澤活版所として創業され、1946年に朝日印刷紙器株式会社を設立。「くすりの富山」といわれた配置薬の印刷包材で独自の地位を築き、その後医薬品包材を全国展開されました。1970年代には化粧品分野にも進出し、着実に成長をされ、1989年に、今回見学させていた富山工場を開設、順調な推移に伴って工場を新増設されてこられました。
 薬のパッケージには、成分や使用法など記載されていますが、そこに誤りがあると人命にも関わる事態が発生することもあり得ます。また箱の質感やデザインが薬の効用を感じさせることもあります。これらを高い品質力、技術力、開発力でもって作られるパッケージで表現されています。見学させていただいた製造ラインでまず目についたのが、デザインや校正をする工程で、若い女性従業員が数十名パソコンに向かい作業をされていたことです。女性ならではのデザイン感性やきめ細やかさを活かしたチェックなど、特性を生かしておられました。印刷、裁断工程では、最新鋭の機械が導入されており、短納期・低コスト対応を実現しておられます。
 「美と健康」の包装に関する分野で社会に貢献するという経営理念を、品質力・技術力・開発力そして総合力を用い、具現化されている企業でした。

「㈱ハナガタ」

 昭和23年、鉄工業者として創業された㈱ハナガタは、昭和40年に包装機械分野に進出されました。シュリンク包装(熱収縮性プラスチックフィルムで包まれた被包装物を加熱してその形状に密着させる包装)機のメーカーとして、出光興産、花王、カゴメ、キャノン、京セラ、東芝、デンソー、パナソニック、森永製菓、ヤクルト等々日本を代表する企業への納入実績を持ち、国内トップの70%のシェアを誇ります。
 包装には見栄えを良くするということの他に製品を保護する役割があり、生産された商品を安全安心に消費者に届けるという点で、同社が名立たるメーカーの役に立っています。
 見学させていただいた工場は、決して大規模ではなく、大げさな工作機械が導入されているわけではないいわゆる町工場でしたが、その技術で同業他社をリードし、国内だけでなく海外20ヶ国にも輸出され、アメリカでも50%のシェアを獲得されています。設計から組立までを自社で一括生産する体制をとっており、多種多様な顧客のニーズに応えてきた実績、ノウハウの蓄積で他社を先んじています。
 ショールームで小さな菓子箱や長尺の巻物が実際に包装される様子を見せていただきましたが、ほんの数秒で品物が包まれていきました。この光景を見ると同社が包装機械で他社をリードしていることが納得させられました。
 富山の中小企業が全国、そして海外に納入実績があるということが誇らしい気持ちになれた今回の見学会でした。

平成30年度 定期総会 従業員表彰 (2018/06/04)
 平成30年6月4日、和風会館ふかまつに於いて平成30年度定期総会を、来賓に齊藤副市長、北村商工会議所会頭らをお迎えし、開催致しました。


平成29年度事業報告・収支決算、30年度事業計画・収支予算案が承認されました。

任期満了に伴う役員改選では、現行の堀田会長はじめ副会長、監事、理事19名を再選する改選案が承認されました。


 同日開催された従業員表彰では、永年に渡り地域産業の発展に尽力された永年勤続者17名、職務に精励し他の模範となる優良従業員3名の方が受賞されました。おめでとうございました。更なるご活躍を期待いたします。

表彰を受けられた方々は こちら をご覧下さい。(PDF)

2018年度 安全標語コンクール 作品募集! (2018/06/07)
7月1~7日は全国安全週間です。
工場協会では、例年安全週間に合わせて「安全標語コンクール」を実施しています。今年度も現在、作品を募集中です。会員事業所の従業員の皆さん是非ご応募下さい。

募集要項はこちら (PDF)

応募用紙はこちら (エクセル)

応募用紙を印刷後、工場協会事務局まで送付して下さい。メールも受け付けます。
 FAX:33-4422
 e-mail:tonami@ccis‐toyama.or.jp

 

2018年度 安全標語コンクール結果発表 (2018/07/10)
2018年度 安全標語コンクールに多数ご応募いただきましてありがとうございました。

今年度は、20会員事業所より181作品の応募があり、19名の当協会役員による厳正な審査を
行い、最優秀作品1点、優秀作品7点が選定されました。

最優秀作品は3色の短冊ポスターにし、全会員事業所へ配布いたします。
結果は以下のとおりです。

標          語 事業所名 氏 名
最優秀賞 思い込み その瞬間が 事故のもと きちんと確認 指差呼称 塩谷硝子㈱富山工場 中島 弘美
優秀賞 危険予知 小さな予兆も見逃すな 先手を打って安全作業 中越パッケージ株式会社
北陸事業部砺波工場
飯田代志子
優秀賞 「危ないぞ」 注意し合える環境に みんなが主役の安全職場 ㈱砺波製作所 鍋島 達也
優秀賞 目配り・気配り・思いやり 小さなことで 事故防止 ㈱スリー・ティ 松田 智美
優秀賞 安全に より道 わき道 ぬけ道無し ルールを守って ゼロ災害 中越パッケージ株式会社
北陸事業部砺波工場
山口 彰
優秀賞 ”気をつけろ”注意し合える明るい職場 みんなで築こう ゼロ災害 パナソニック・タワージャズ
セミコンダクター㈱砺波地区
湊谷  豊
優秀賞 危険だと気付いたあなたが責任者 見て見ぬふりせず 即改善 タカラスタンダード㈱トナミ工場 山田 明雄
優秀賞 早くやるより確実に うまくやるより安全に ゆとりを持って安全作業 ㈱スリー・ティ 田中ヨリ子
第44回事業所対抗ソフトボール大会 富山住機 4連覇達成 (2018/10/14)
今年44回目の開催となった事業所対抗ソフトボール大会は、会員事業所の従業員福祉活動、事業所間交流事業の一環として開催しております。好天に恵まれ穏やかな天候の中、10月14日、砺波市総合運動公園野球・ソフトボール広場(庄川河川敷)を会場とし、4事業所が参加、熱戦が繰り広げられました。

参加チームが少なかった今年は変形四角形リーグ形式で、各社2試合を戦っていただきました。2勝した富山住機と三恵ネットで決勝を行いました。1回に4点を先制した富山住機でしたが、三恵ネットの猛反撃で3回に逆転を許しました。4回の猛攻撃で再逆転し、反撃を抑え、富山住機が大会4連覇を果たしました。

選手の皆さんお疲れ様でした。



2018年度 優良事業所視察事業 広貫堂滑川工場 富士ゼロックスマニュファクチュアリング (2018/12/06)
 12月6日、庄川町事業所協会と合同で2018年度優良事業所視察事業として、滑川市にある2つのの工場を見学してまいりました。

「(株)廣貫堂滑川工場」
 医薬品・化粧品の製造、販売を行う(株)廣貫堂。富山県内に本社工場・滑川工場・呉羽工場と3つの工場を構えています。本社工場と呉羽工場は固形製品を製造していますが、滑川工場はドリンク剤専用の工場として稼働しています。
 滑川工場は2003年11月に竣工しました。最新鋭の設備を導入し、高速生産ラインをはじめとする日産100万本可能な集中生産体制を実現しています。独自の製剤技術で医薬品から医薬部外品、清涼飲料水まで多様化する消費者ニーズに応えています。年間生産数は約1億7321万本。これは日本海側トップ、日本でもベスト5に入る数だそうです。
 使用する水は地下水ではなく、地の利を生かし安価である水道水を使っています。また、環境に配慮した排水処理もきちんと行っているそうです。製造ラインでは1分間に800本充填可能な800bpmライン(100mL専用)、600bpmライン(30、45、50,100mL兼用)、100bpmライン(20、30、50mL兼用)の3種類あります。全体の生産の90%が100mLのガラス瓶詰のドリンク剤です。そのため800bpmラインは24h稼働しています。
 見学した場面は液体を充填する作業です。機械設備によって作業が自動化されおり次々にドリンク剤が出来ていきました。
 品質にも高くこだわっており、経営理念である優れた医薬品と優れた従業員によって培われる信用を基盤として社業の発展を図っている企業だと感じられました。

「富士ゼロックスマニュファクチュアリング(株)富山事業所」
 セブンイレブンのマルチコピー機といえば多くの方が目に触れたり、使用したりしたことがあるのではないでしょうか?実は、富士ゼロックスマニュファクチュアリングが全店に納入されている製品です。今回はその中でもEAトナーで高画質をリードする富山事業所を視察してきました。
 2000年に富士ゼロックスマニュファクチュアリング(株)富山事業所は設立しました。複写機/複合機、プリンター等の画像形成材料の製造拠点で、EA(乳化重合法)トナー製造専門の最新設備を備えています。また、トナーの高画質化と低環境負荷を化学製法で実現したEA(Emulsion Aggregation)トナーに加え、更に機能向上させたEA-Ecoトナーを製造しています。この工場で生産されたトナーは、2002年度(EAトナー)、2010年(EA-Ecoトナー)日本画像学会技術賞受賞など、高く評価されています。
 見学ではカートリッジにトナーを充填する作業を見させていただきました。大量生産する品種は機械設備が導入され自動化されていました。また、偽物のトナーカートリッジを使用出来ないように、カートリッジにはQRコードが添付され本物と偽物を区別できるようになっているそうです。
 高い品質を追求されておりお客様に満足いただくために奮闘されていることが感じられる見学会でした。

令和元年度 定期総会 従業員表彰 (2019/06/07)
 令和元年6月7日、和風会館ふかまつに於いて平成30年度定期総会を、来賓に齊藤副市長、北村商工会議所会頭らをお迎えし、開催致しました。


平成30年度事業報告・収支決算、令和元年度事業計画・収支予算案が承認されました。


 同日開催された従業員表彰では、永年に渡り地域産業の発展に尽力された永年勤続者12名、職務に精励し他の模範となる優良従業員4名の方が受賞されました。おめでとうございました。更なるご活躍をご祈念申し上げます。

表彰を受けられた方々は こちら をご覧下さい。(PDF)

令和元年度 安全標語コンクール 作品募集! (2019/06/10)
7月1~7日は全国安全週間です。
工場協会では、例年安全週間に合わせて「安全標語コンクール」を実施しています。今年度も現在、作品を募集中です。会員事業所の従業員の皆さん是非ご応募下さい。

募集要項はこちら (PDF)

応募用紙はこちら (エクセル)

応募用紙を印刷後、工場協会事務局まで送付して下さい。メールも受け付けます。
 FAX:33-4422
 e-mail:tonami@ccis‐toyama.or.jp

 

令和元年度 安全標語コンクール結果発表 (2019/07/05)
令和元年度 安全標語コンクールに多数ご応募いただきましてありがとうございました。

今年度は、25会員事業所より201作品の応募がありました。19名の当協会役員による
厳正な審査を行い、最優秀作品1点、優秀作品8点が選定されました。

最優秀作品は3色の短冊ポスターにし、全会員事業所へ配布いたします。
結果は以下のとおりです。
標          語 事業所名 氏 名
最優秀賞 あせる気持ちはアクセルペダル、ゆとりの気持ちはブレーキペダル、踏みまちがいは事故のもと 鹿島興亜電工㈱富山工場 高浪 義祐
優秀賞 危険を先取る心の目 見る目 気付く目 予知する目
 みんなの努力で無災害
富山住機㈱ 下条 俊樹
優秀賞 つなぐ安全! 断ち切る危険 みんなで築く 新時代! 中越パッケージ㈱砺波工場 石村 紀明
優秀賞 危険予知 一人の目よりみんなの目 声かけあって安全職場 笹谷工業㈱ 大木健太郎
優秀賞 気付いたら「ひとごと」ではなく「ひとこと」を。 西陵㈱ 松村 秀彦
優秀賞 気を抜くな 慣れた作業に落とし穴 初心に戻って安全確認 京都プレス工業㈱ 上嶋 一子
優秀賞 気配り 声かけ 心掛け 相互注意で安全職場 中越パッケージ㈱砺波工場 飯田代志子
優秀賞 危険だと思った時にすぐ改善、みんなで取り組む安全職場 日本キャンバス㈱ 山本 修三
優秀賞  安全は人に頼るな 任せるな 基本に返って安全作業 笹谷工業㈱  田中 信夫
2019年度 優良事業所視察事業 三協立山 アイシン軽金属 (2019/12/17)
12月17日庄川町事業所協会と合同で、2019年度優良事業所視察事業として、射水市にある三協立山㈱射水工場、アイシン軽金属㈱の工場を見学しました。

「三協立山㈱射水工場」
 三協立山㈱は、ビルや住宅のサッシやエクステリアを製造する「建材事業」、アルミニウム、マグネシウムの形材を製造する「マテリアル事業」、ショッピングセンターやコンビニエンスストアの陳列什器、看板等を製造・施工する「商業施設事業」、海外でアルミニウム製品を製造する「国際事業」の4つの事業を展開しています。アルミ製品は熔解・鋳造→押出・表面処理→加工・組立の製造過程を経ますが、今回見学させていただいたのは、押出・表面処理工程を担う射水工場。敷地266,175㎡内に131,646㎡の建物があり、月産8700トンの生産を行っておられます。約500℃に加熱されたアルミビレットを1500~6000t力で押出し、金型を通して、長いものだと60mにもなるアルミ形材を製造しています。その形材を必要な長さに切断し、硫酸水溶液の中に形材を浸し電流を流すことで表面に被膜ができるアルマイトと呼ばれる表面処理を施し、形材が仕上がります。液に浸し電流を流す時間を変えることで、グレーからブラウン、ブラックまでの着色ができるそうです。
 切断によって出た端材は100%リサイクルされ、再びアルミビレット材として再利用され、この時のエネルギー使用料は、ボーキサイトからアルミを作るエネルギー量の33分の1ということで、資源の有効活用、環境負荷の軽減を図っておられます。
 この工場で作られた形材は、三協立山の組立加工を担う他の工場や外注先に持ち込まれ、各種サッシや、カーポート等の製品となります。
 とても広い工場ですが作業をされている人は少なく、相当の設備投資が為されている、典型的な装置産業という印象を受けた工場でした。

「アイシン軽金属㈱」
 昭和45年2月、モータリゼーション発展の中、アルミ自動車部品の増大を予見し設立されたアイシン軽金属。ダイカスト製法によるエンジンパーツやバルブボデイ、押出製法のルーフレールやバンパーリィンホースメント等、数多い自動車部品を製造しています。品質至上を基本とし、お客様・社会への貢献、企業の発展、働く人の幸せを実現するという経営理念のもと、生産活動を行われています。
 近年では、自動車が従来のガソリンエンジンからハイブリッドや電気自動車、燃料電池車へ移行を進めており、ダイカスト製法のエンジンブロックを製造してきた同社も次なる対応を迫られており、近年では自動車以外の分野での製品開発に取り組んでおられます。福祉生活分野で、アルミ材を使用した「携帯スロープ」や「福祉車両向けスロープ」また建材分野の製品も製造されています。
 見学させていただいた工場では、加工・組付工程もあるせいか、先に見た三協立山の工場とは違い作業員の数が多い印象を受けました。技術開発に注力されておられ、生産技術分野の設計者や製品開発・材料開発に従事している従業員も数多く見受けられました。理念にある従業員の幸せのためと思われる厚生施設も充実しており、トレーニングジムや銭湯かと思われるような入浴施設まで設置されており、多くの従業員の方が利用されているそうです。

 富山新港近辺の企業を見学した今回の視察研修。両工場ともとにかく広い敷地で、売店や食堂、ジムや入浴施設もあり、まるでひとつの町が形成されているようでした。千名を超える社員が働いているということは、町が出来ても不思議ではないのかも知れません。砺波では見られない風景を見た今回の視察でした。

令和2年度 定期総会 書面決議にて承認 (2020/06/16)
 新型コロナ感染症拡大防止のため、令和2年度定期総会の表決については書面決議とさせていただきました。

 結果、議案第1号「令和元年度事業報告ならびに収支決算報告」、議案第2号「令和2年度事業計画ならびに収支予算案」、第3号議案「年会費額・徴収方法」、第4号議案「役員改選案」が、会員の過半数の賛成により承認されました。

令和2年度 安全標語コンクール結果発表 (2020/07/08)
令和2年度 安全標語コンクールに多数ご応募いただきましてありがとうございました。

今年度は、23会員事業所より211作品の応募がありました。19名の当協会役員による
厳正な審査を行い、最優秀作品1点、優秀作品12点が選定されました。

最優秀作品は3色の短冊ポスターにし、全会員事業所へ配布いたします。
結果は以下のとおりです。
標          語 事業所名 氏 名
最優秀賞 気づいていても直さない 知っていても教えない
何より怖い あなたの中の無関心
富山住機㈱ 田島ひとみ
優秀賞 守ろう基本!変えよう視点! 任せず、頼らず、手抜きせず
知識と工夫で災害ゼロ
米原商事㈱ 車 龍太郎
優秀賞 しない!させない!見過ごさない!あなたの命の代わりは無い
みんなで守ろう 安全第一
塩谷硝子㈱富山工場 前田 昌志
優秀賞 危険だぞ 言える勇気と聞く心 みんなで作る 安全職場 ㈱長谷川製作所 片山 睦生
優秀賞 何か変?気付いたあなたが責任者。周知共有みんなで改善。 若鶴酒造㈱ 新田 静
優秀賞 慣れと過信は怪我の元 無理せず無視せず油断せず
初心忘れず指差呼称
富山住機㈱ 篠原 哲央
優秀賞 3密は避けても 報連相は密に忘れずに みんなでつくる安全職場 塩谷硝子㈱富山工場 林 智也
優秀賞  危険の芽 咲くも咲かぬも環境次第 土台となるのは安全職場 黒田化学㈱  藤崎 明子
優秀賞 ハットしたその瞬間を忘れずに 慣れた作業も気を抜かず
今日も行う確認作業
㈱トナミ産業 松岡 美保
優秀賞 油断と過信は事故のもと いつもの作業を見直して
みんなでつくろう ゼロ災職場
京都プレス工業㈱ 瀧田 純子
優秀賞 ルールを守り、守らせる 一人ひとりが責任者 互いに守ろう安全職場 米原商事㈱ 武田 靖行
優秀賞  コロナ感染防止も安全も 日ごろの行動が大事!
これくらいなら大丈夫 その過信が命取り
新光硝子工業㈱  山田 容資
優秀賞  危険作業 保護具はあなたのパートナー。
身につけよう 正しい知識と安全行動
黒田化学㈱  澤田 秀紀
2020年度 優良事業所視察事業 富山県デザインセンター 他 (2020/12/10)
2020年度優良事業所視察事業として、12月10日、庄川町事業所協会と合同で、富山県総合デザインセンター、富山県産業技術開発研究センターを訪問しました。

「富山県総合デザインセンター」
 モノや情報が市場にあふれ、人々の価値観が多様化している現代、デザインを上手に活用し、製品や企業の魅力を伝えることが重要になっています。そうしたデザインに関しての支援を実施するために設立されたのが富山県総合デザインセンターです。1999年7月、高岡市戸出のオフィスパーク内に設置され、その後2度の増築を経ています。①デザイン視点の魅力ある商品開発②発想の具体化し多角的な検証③多彩なネットワークによる交流、情報発信④知識・スキルを磨いていく という4つのテーマを柱にデザインに関する相談窓口の開設、デザイナーとの連携、試作設備の貸し出し・操作指導、デザインワークショップ開催、販路開拓支援等々、様々な事業を展開されています。
 見学させていただいた3Dプリンタによる細かい造形まで再現された試作品、「クリエイティブデザインハブ」には最近デザインに注力されている砺波市内の企業も入居されていました。昨年開設されたバーチャルスタジオでは、高さが7メートルまでの例えば住宅をVRゴーグルを使い、3Dデータを実寸大で立体的に確認することができるそうです。
 性能による製品差が見つけにくいこれからの時代、デザインによる訴求力、他製品との差別化というのは、大きな優位性につながるものです。デザインに関することは何でもお手伝いするので、デザインセンターの活用をお伝えくださいとのことでした。

「富山県産業技術研究開発センター」
 日本海側有数の工業県である富山県。その技術開発支援機関として、1913年に富山県工業試験場が創立されました。その後、1929年に染色試験所が設立され、両試験所が統合され、1986年富山県工業技術センターが開設しました。2018年には同センターが改組され、富山県産業技術研究開発センターが設置されました
 産業技術研究開発センターは、現在、①ものづくり研究開発センター(高岡市)②生活工学研究所(南砺市)③機械電子研究所(富山市)と企画管理部で構成されています。県内ものづくり企業に対する「技術支援」では指導・相談、試験・分析、設備の開放を実施。「技術開発」では、企業との共同研究。「技術情報提供」として講習会・研究会の開催や情報誌・メルマガの発行などを事業として展開されています。今回は高岡の「ものづくり研究開発センター」を見学させていただきました。
 様々な設備や機械装置がありますが、デジタルものづくりラボでは、「可搬3Dスキャナ」で、物体の形状データを読み取らせ、デジタル化する装置を見させていただきました。例えば、高岡銅器の作家の一点物作品を読み取り、データ化して再現させるような利用をされています。金属積層造形システムでは、3Dデータをもとに金属粉を積み重ねて製品を作成することも可能です。CNF(セルロースナノファイバー)製品実証試作ラボでは、自然に還る素材での試作品を作成評価しています。「高機能材料ナノフォーカスX線CT」では、モノを破壊することなく、エックス線を照射することで透過画像を取得することが可能で、内部の構造、内部欠陥、異物混入などを解析することができます。製品機能・環境負荷評価ラボでは、外部からの電波を遮断し、機器自身が発生する電波を測定したり、温度・湿度・日射強度を任意に設定し過酷な気象条件での耐久試験を行う設備もあります。また振動を起こし耐久性を試験する装置もありました。
 これらの設備や機械装置は有料ではありますが、利用可能なので、特に試作品開発とか、製品耐久試験等で活用されてみてはいかがでしょうか。

 二つのセンターの見学を終え、今年10月に移転オープンした「高岡地域地場産業センター」に立ち寄りました。高岡銅器、漆器、福岡菅笠、井波彫刻、庄川挽物、越中和紙の地場産業を紹介、産品を販売する施設でした。産品の技術は素晴らしいのですが、高価だなと感じました。

令和3年度 定期総会 書面決議にて承認 (2021/06/16)
 令和3年度定期総会の表決については、新型コロナ感染症拡大防止のため、昨年に引き続き書面決議とさせていただきました。

 結果、議案第1号「令和2年度事業報告ならびに収支決算報告」、議案第2号「令和3年度事業計画ならびに収支予算案」、議案第3号「年会費額・徴収方法」が、会員の過半数の賛成により承認されました。

令和3年度 安全標語コンクール 作品募集! (2021/06/17)
7月1~7日は全国安全週間です。
工場協会では、例年安全週間に合わせて「安全標語コンクール」を実施しています。今年度も現在、作品を募集中です。会員事業所の従業員の皆さん是非ご応募下さい。

募集要項はこちら (PDF)

応募用紙はこちら (エクセル)

応募用紙を印刷後、工場協会事務局まで送付して下さい。メールも受け付けます。
 FAX:33-4422
 e-mail:tonami@ccis‐toyama.or.jp
 

令和3年度 安全標語コンクール結果発表 (2020/07/12)
令和3年度 安全標語コンクールに多数ご応募いただきましてありがとうございました。

今年度は、22会員事業所より196作品の応募がありました。19名の当協会役員による
厳正な審査を行い、最優秀作品1点、優秀作品11点が選定されました。

最優秀作品は3色の短冊ポスターにし、全会員事業所へ配布いたします。
結果は以下のとおりです。
標          語 事業所名 氏 名
最優秀賞 危険作業 するな、させるな、見逃すな ルール順守の安全職場 日本キャンバス㈱ 今川 和昭
優秀賞 作業は緻密に 手順は厳密に 職場は親密に 
これがゼロ災職場の3密です!
新光硝子工業㈱  山田 容資
優秀賞 気を抜くな 慣れと油断とルール無視 基本が第一 ゼロ災職場 塩谷硝子㈱富山工場 中山 龍太
優秀賞 したはず 見たはず 言ったはず 絶対やめよう はず管理 ㈱ワイケーコウキ 坂森 成一
優秀賞 ひとりのヒヤリ みんなでつなごう「危険予知」
みんなでつかもう 日々の笑顔
西陵㈱ 石野 忍
優秀賞 災害は 無理と油断と ルール無視 基本を守って 安全作業 タカラスタンダード㈱トナミ工場 松村 紀明
優秀賞  忘れるな! ヒヤリですんだその経験 次に生かそう安全職場 富山住機㈱  坪本 仁美
優秀賞 慌てるな 気を抜くな 手を抜くな 
常に心にゆとりを持って 皆で守る笑顔と安全
塩谷硝子㈱富山工場 道徳 るみ子
優秀賞 早くやるより正確に 慌ててやるより確実に 一息入れて安全確認 北陸コカ・コーラプロダクツ㈱
砺波工場
中村 光秀
優秀賞 無意識、無関心 事故の元 意識!関心!注意!で防ごう
事故・災害
日本キャンバス㈱ 正橋 朋子
優秀賞  抜けた点検繋がる危険  見直そうめんどくさいの常習化 塩谷硝子㈱富山工場  魚谷 実可
優秀賞  急ぐな焦るな気を抜くな 必ず守ろう手順と基本 
ルール順守が身を守る
タカラスタンダード㈱トナミ工場  小塚 良幸
令和3年度 予定事業の中止について (2021/08/27)
新型コロナウイルスの感染拡大している状況は続き、富山県においても令和3年8月20日 より「まん延防止等重点措置」が適用されました。このような状況を鑑み、工場協会では、感染 拡大防止のため、今年度開催を予定しておりましたいくつかの事業を中止させていただくことと させていただきます。何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

【開催中止事業】
 ・親睦ゴルフ大会
 ・事業所対抗ソフトボール大会

これら以外の事業についても、感染状況を踏まえて実施の是非を検討してまいります。

2021年度 優良事業所視察事業 富山市エコタウン (2021/12/09)
2021年度優良事業所視察事業として、12月9日、庄川町事業所協会と合同で、富山市エコタウンを訪問しました。

「富山市エコタウン」は、産業廃棄物をなくすことを目標とする「ゼロエミッション構想」を基軸として、環境と調和したまちづくりを推進する事業として、平成14年5月に策定された富山市エコタウンプランに基づき設置されたものです。市北部の工業地帯に約18haをエコタウン産業団地として、リサイクル施設を集約し、資源循環拠点を形成しています。
プラスチックリサイクル、木質系、生ごみ及び剪定枝、自動車リサイクル、ゴム、繊維、食用油の各リサイクル施設があり、サーマルリサイクルも含めた資源循環を推進しています。

「エコタウン交流推進センター」
 循環型のまちづくりの取り組みを学ぶ学習拠点施設として設置。エコタウン構想や各リサイクル施設の事業内容を解説、紹介してくれます。見学者説明室、情報資料室、展示室等があります。見学者説明室にて、富山市エコタウン事業の経緯、現状について説明いただきました。

「富山グリーンフードリサイクル株式会社」
 食品系生ごみや選定枝等有機性廃棄物を、バイオガス化技術によりガスを発生、そのバイオガスをエネルギー利用しています。また土壌改良材として堆肥や肥料も廃棄物より製造し販売しています。
 メタン醗酵設備、ガス利用設備、粉砕機、堆肥処理設備等が設置されており、これらを利用して作られたバイオガスを使って発電し施設内で再利用また売電も行っています。また生ごみ特有の悪臭を外部に出さない脱臭装置もありました。実際にはそばで見学していると悪臭はありましたが、少し離れると匂わなくなっていました。

「株式会社アイザック 環境事業部エネルギーセンター」
 産業廃棄物や医療系廃棄物を受入れ、検査、適正な振り分けの後、高性能焼却炉に投入、発生する熱を利用し蒸気タービン発電機で4000キロワット(8000世帯分)の発電、毎時20トンの温水を供給が可能です。ドラム缶粉砕機もあり、廃棄物をドラム缶ごと処理することも可能とのことです。焼却炉はダイオキシンの発生が極めて低く環境に配慮しています。設備のほとんどの操作は中央捜査室でできるそうで、確かに現場で働いている人は見えませんでした。

SDGsが掲げられ、持続可能な社会を構築していくためには、このような循環型のまちづくりについて考えていかなければならないと再認識させられた視察でした。

令和4年度 安全標語コンクール 作品募集! (2022/06/10)
7月1~7日は全国安全週間です。
工場協会では、例年安全週間に合わせて「安全標語コンクール」を実施しています。今年度も現在、作品を募集中です。会員事業所の従業員の皆さん是非ご応募下さい。

募集要項はこちら (PDF)

応募用紙はこちら (エクセル)

応募用紙に記載、印刷後、工場協会事務局まで送付して下さい。メールも受け付けます。
 FAX:33-4422
 e-mail:tonami@ccis‐toyama.or.jp
 

令和4年度 定期総会 従業員表彰 (2022/06/30)
6月30日、和風会館ふかまつに於いて、令和4年度定期総会を開催致しました。
齊藤副市長、北村商工会議所会頭らを来賓にお迎えし、3年度事業報告・収支決算、4年度事業計画・収支予算案が承認されました。


任期満了に伴う役員改選では、新たに横山新会長を選任する改選案も承認されました。
 (会長:横山征典(㈱横山製作所) 副会長:白山達也(㈱熊野製作所)、田辺宏樹(富山住機㈱)、大島隆宏(㈱砺波給食))


同日開催された従業員表彰では、永年に渡り地域産業の発展に尽力された永年勤続者18名、職務に精励し他の模範となる優良従業員2名の方が受賞されました。おめでとうございました。更なるご活躍に期待いたします。


表彰を受けられた方々は こちら をご覧下さい。(PDF)


令和4年度 安全標語コンクール結果発表 (2022/07/11)
令和4年度 安全標語コンクールに多数ご応募いただきましてありがとうございました。

今年度は、18会員事業所より150作品の応募がありました。19名の当協会役員による
厳正な審査を行い、最優秀作品1点、優秀作品11点が選定されました。

最優秀作品は3色の短冊ポスターにし、全会員事業所へ配布いたします。
結果は以下のとおりです。
標          語 事業所名 氏 名
最優秀賞 気を抜くな せまる危険は予告なし 正しい手順でゼロ災職場 ㈲松本製作所 松本 淳一
優秀賞 しない させない ルール無視 みんなで守る安全ルール
みんなで高める 安全意識
タカラスタンダード㈱トナミ工場  松村 紀明
優秀賞 ひとりのヒヤリはみんなのヒヤリ みんなで守ろう 職場の安全 北陸銀行 砺波支店 苗加紗央里
優秀賞 見逃すな‼ 危険に変わるその瞬間 事故は慣れから 油断から 西陵㈱ 松本千恵美
優秀賞 おこたるな 心と体の健康チェック みんなで作る 健康職場 米原商事㈱ 野口 久樹
優秀賞 ちょっと待て いつもの点検怠るな 決めたルールは何のため 北陸銀行 砺波支店 荒幡 和之
優秀賞  気をつけて 慣れた作業にひそむ危険 初心に戻って安全確認 中越パッケージ㈱砺波工場  矢後 好美
優秀賞 安全は心と身体の健康と いつも忘れぬゼロ災意識 北陸銀行 砺波支店 中前 優
2022年度 優良事業所視察事業 富山BPOタウン 富山県立大学 (2022/12/14)
庄川町事業所協会と合同で12月14日、優良事業所視察事業として、射水市のプレステージインターナショナル、富山県立大学を訪問しました。


「㈱プレステージインターナショナル 富山BPOタウン」

 射水市の太閤山ランドのすぐそばに立地する㈱プレステージインターナショナル 富山BPOタウンは、敷地64,000㎡に9,300㎡の建物があり、オフィス、研修施設、社員寮、カフェテリア、保育所等が設置されています。
 2015年開設時には200名程でスタートした従業員は現在840名で、7割が女性です。平均年齢は30代前半で、約40%が20代だそうです。
 富山BPOタウンでは、オートモーティブ事業として、損保会社や自動車メーカー、ディーラーをクライアントとして、そのエンドユーザーに向けてロードサービス案内やコールセンターのオペレーター対応を行っています。
 「仕事場を超え、時を豊かに過ごすことのできる様々な機能を持った場所」という考え方のもと、ガラス張りの明るいオペレーション室や中庭を中心として各棟が伸びている造りで、外の光が注がれています。健康に配慮したランチを低価格で提供するレストラン、パンやスイーツも販売、お弁当の持ち込みもできるカフェもあります。女性が多いこともあり、結婚や出産などでライフスタイルが変化しても、長期に渡って働き続けられるようにと、企業内保育園も設けられています。
 福利厚生のものすごく充実した企業で、働いている方々もどこかしら、ゆとりがあるように見えました。なかなかここまでのことはできないことですが、従業員を大切にする方針は見倣いたいと思う企業でした。


「富山県立大学」

 富山県立大学は1990年に開学以来、共同研究や産学官連携活動、公開講座など地域交流事業に取り組まれています。2004年には、地域連携の窓口として「富山県立大学地域連携センター」を設置し、県内企業からの技術相談、共同研究の窓口として機能させています。センターでは①受託研究②共同研究③研究助成を産学官医交流推進プログラムメニューとしており、企業の課題解決の支援をしています。また公開セミナーや講座も開催しているので興味のある方は是非受講していただきたいとのことです。
 今回は、開設して間もない「富山県立大学DX教育研究センター」見学させていただきました。デジタル技術の活用により人々の暮らしをよりよくするDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するための人材育成や高度な研究を進めることを目的としています。 センターには、デジタルラボがあり、DX教育を推進するためのCNC三次元測定機やCAVEプロジェクションシステム等の各種装置が備えられています。ファブラボには短時間で試作品を作成可能な3Dプリンタやレーザーカッター等の機器もあります。
 このようなセンターや施設、設備を活用しての新商品や新サービスの開発がうまれることを期待したいところです。


令和5年度 定期総会 従業員表彰 (2023/06/13)
和風会館ふかまつに於いて6月13日、令和5年度定期総会を、来賓に夏野市長、米原商工会議所会頭らをお迎えし、開催致しました。


令和4年度事業報告・収支決算及び、5年度事業計画・収支予算案が承認されました。

コロナ禍で数年の間、自粛していた会員間の交流を図る懇親会も久しぶりに開催させていただきました。ありがとうございました。



同日開催された従業員表彰では、永年に渡り地域産業の発展に尽力された永年勤続者17名、職務に精励し他の模範となる優良従業員4名の方が受賞されました。おめでとうございました。更なるご活躍に期待いたします。

表彰を受けられた方々は こちら をご覧下さい。(PDF)

令和5年度 安全標語コンクール結果発表 (2023/07/20)
令和5年度 安全標語コンクールに多数ご応募いただきましてありがとうございました。

今年度は、22会員事業所より159作品の応募がありました。19名の当協会役員による
厳正な審査を行い、最優秀作品1点、優秀作品8点が選定されました。

最優秀作品は3色の短冊ポスターにし、全会員事業所へ配布いたします。
結果は以下のとおりです。
標          語 事業所名 氏 名
最優秀賞 安全意識 小さな気づきの積み重ね 気づかぬ後悔大きな災害 北陸コカ・コーラプロダクツ㈱
砺波工場
松原 達男
優秀賞 目でヨシ! 手でヨシ! 声でヨシ! みんなで創ろう 0災職場 タカラスタンダード㈱トナミ工場  高畑 貴成
優秀賞 慣れた作業に隠れるリスク 新たな角度から危険予知
 みんなで築こうゼロ災職場
中越パッケージ㈱砺波工場 松永あきみ
優秀賞 見逃すな 小さな変化が災害に 今すぐ改善 ゼロ災職場 ㈱スリー・ティ 常本 千春
優秀賞 見たつもり 止まったつもりが 事故の元 指差し呼称で再確認 ㈱トナミ産業 五社谷健司
優秀賞 違和感を感じたときこそ要注意 一旦止まって安全確認 タカラスタンダード㈱トナミ工場 杉本 朋彦
優秀賞  一人ひとりが責任者 油断と過信は事故のもと
 みんなでつくろう 安全職場
㈱ワイケーコウキ  岡本 里絵
優秀賞 手慣れた作業に潜む危険
 勇気を出して声かけあって 明日につなげる無事故と安心
京都プレス工業㈱ 津川 直子
優秀賞  おしゃれより 命が大事 保護具ヨシ!  タカラスタンダード㈱トナミ工場  松島菜都樹
2023年度 優良事業所視察事業 富岡製糸場、SUBARU (2023/12/5,6)

庄川町事業所協会と合同で12月5,6日、優良事業所視察事業として、群馬県のこんにゃくパーク、富岡製糸場、㈱SUBARU群馬製作所を訪問しました。

「こんにゃくパーク」

 砺波を9時に出発、バスにゆられて約4時間30分、群馬県甘楽町にある「こんにゃくパーク」に到着。㈱ヨコオデイリーフーズが運営されています。工場に併設して広い駐車場に観覧車や足湯、お土産や産直野菜の売店などが設置される道の駅のような施設です。平日の午後であまり天気もよくない日でしたが、家族連れ等の見学者が散見されました。群馬県は日本一のこんにゃく芋の産地で61700トン、全国の92%の収穫量があるそうです。製造ラインはあいにく稼働の少ない時間帯でしたが、こんにゃくや白滝の袋詰め、こんにゃくゼリーの製造の様子を見ることができました。見学後に無料のこんにゃく料理バイキングに舌鼓をうたせてもらいました。この他にも手作りこんにゃく体験ができたり、足湯も5種類、お土産コーナーもこんにゃく製品はもとより群馬の名産品もあり、それなりの時間を十分に楽しめる場所でした。

「富岡製糸場」

 1872(明治5)年、近代化を図るために官営模範工場として建設された富岡製糸場。途中民間に払下げた後も建物はほぼそのまま活用され、1987(昭和62)年まで115年間の生産活動を続けられました。その後2014(平成26)年6月に「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界遺産に登録され、建物のうち東西の置繭所と繰糸所が国宝にも指定されました。江戸末期の開国後、輸出品として生糸と蚕種の需要が急激に高まりましたが、手作業だったので大量生産ができず、粗悪品やにせものを輸出する輩もいたため、諸外国から大きな不満が噴出し大変な問題となっていたことを背景に、官営工場設立が決定され渋沢栄一氏や尾高惇忠氏らの尽力により、フランスのポール・ブリュナ氏を指導者として操業することになりました。全国33道府県から女工が集められ、1日7時間45分、日曜休日、給料は技術の等級により格付けされた月給制、福利厚生として宿舎や病院もある先進的な労働環境で働いた女性たちは故郷へ戻り製糸技術の伝播にも貢献したとのことです。 彼女たちの活躍もあり、明治末期には、日本の生糸は生産量・輸出量は世界一となり、世界的な絹の大衆化に大きな役割を果たしました。

「㈱SUBARU群馬製作所」

 群馬県太田市にある㈱SUBARU群馬製作所、今回は「矢島工場」を見学させていただきました。549,845㎡の敷地に256,908㎡の建物があり、約3000人が働いておられ、レガシー、インプレッサ、フォレスター等を生産されています。他にも本工場、大泉工場、北工場等があり、これらの総称として群馬製作所と呼ばれています。プレス、ボディ溶接・組立、塗装、パワーユニット製造、最終組立、完成検査の工程を見学させていただきました。SUBARUは、1917年に群馬出身の中島知久平氏が民間航空機の確立を目指し飛行機研究所を創立したのが源で、その後太田町に「中島飛行機製作所」と改称されました。戦後、ばらばらになっていた5社が集まり「富士重工㈱」を設立。総合輸送器メーカーとして再スタートしました。この5社の出資ということでプレデアス星団を指す「SUBARU」と名付けられたそうです。2017年には株式会社SUBARUと改名されています。ライン見学後には展示ギャラリーも見せていただき、往年の名車スバル360等の展示もありました。帰りのバスから見えた太田記念病院にはSUBARUのロゴもあり、地域の夏祭りへの協力、金山清掃協力等々、地域社会への貢献も大きいものがあるのだろうと感じました。