「商工とやま」H16年12月号

議員改選特報

◆ 八嶋会頭3期目がスタート

副会頭には小林氏・朝日氏(再任)・増山氏・中井氏(新任)の4名を選任
専務理事には濱谷氏を留任


 当所の議員改選に伴い、新役員を組織する臨時議員総会が11月1日(月)に当所ビル10階ホールで開催された。

 総会では、議案第1号の会頭の選任について濱谷元一郎専務理事より10月5日(火)に開催された新議員協議会で八嶋健三氏((株)北陸銀行特別参与)に会頭就任を要請した経過報告があり、満場の拍手でこれを承認した。
 これを受けて八嶋会頭が就任の挨拶を行った。
 引き続き、議案第2号の副会頭の選任同意に移り、小林紀男・大成産業(株)代表取締役社長、朝日重剛・朝日印刷紙器(株)代表取締役会長(以上、再任)、増山三雄・(株)米三代表取締役会長、中井敏郎・東亜薬品(株)富山事務所代表取締役社長の4名を指名し全会一致で同意された。
 議案第3号の専務理事の選任同意については濱谷元一郎氏の再任について同意された。議案第4号・5号の常議員・監事の選任については、常議員43名・監事2名が全会一致で承認された。
 八嶋会頭3期目の新体制が決定した。任期は平成19年10月31日まで。

 なお、総会では議案第6号の「当所定款の一部変更について」および議案第7号の「当所委員会規約の一部改正について」も審議され、原案通り承認された。

 総会終了後、今期限りで退任される議員の方々に感謝状が贈られた。


会頭・新副会頭記者会見

 記者会見に臨んだ八嶋会頭は「色々な課題が山積みだが、県政や市政との連携を強化し、中小企業の皆さんと一緒になって地域経済の発展に力を尽くしたい。与えられた責務に対して情熱を持って完全燃焼していきたい」と感想を述べた。また、新副会頭に就任した増山副会頭は「八嶋会頭の補佐役として会議所活動に取り組みたい」、中井副会頭は「薬業界の代表として選任されたと思う。これから色々なことを勉強していきたい」と抱負を語った。


八嶋会頭3期目の就任挨拶
力強い富山商工会議所を  富山商工会議所 会頭 八 嶋 健 三

 去る11月1日に開催されました当所臨時議員総会において、引き続き会頭として選任されました。
 今後も議員の方々のお力を借りてその任を努めさせていただきたいと思います。
 さて、我が国経済は、長い景気の低迷を抜け明るさを取り戻しつつあります。中小企業を中心に水面下の事業所も数多くありますが、日本経済全体は明るい方向に向かっていると思います。これは中国の爆発的な経済発展やアメリカ経済が比較的堅調なことと、我が国の輸出が当初の期待以上に好調で景気全体の下支えをしていることが理由だと思います。しかし、懸念事項も多く、我が国経済の見通しは楽観できません。
 今後、全国の527商工会議所と相互に連携しこれまで以上に政府への協力や意見活動を行っていきたいと思います。

○会員企業の元気が富山の元気
 富山県・富山市の景気は、会員の皆様方の血の滲むような努力の結果、回復しつつあります。しかし、業種による回復のバラツキが顕在化してきており、当所管内の会員企業が等しく回復し地域全体の元気に結びついていくことが大切だと思います。

○賑わいある街づくりを
 新幹線が富山まで開通することは決定しましたが、富山以西への完全開通に向けて引き続き運動を続けなければなりません。富山市は少なくとも8・9年の間に新幹線が開通しますが、南北一体化や富山駅を含めた駅周辺の再開発の問題や新幹線開通の機会を街の賑わい創出にどう繋げていくのか、城址公園の整備計画なども含め、賑わいある街づくりが今後の大きな課題になります。

○産・官・学の連携強化を
 富山全体の発展に貢献する力強い富山商工会議所を作り上げる為に富山県政・市政と協力し、これまで以上に産・官・学の連携を強めていかなければなりません。
 今後も議員の方々のこれまで以上のご協力を切にお願いし、3期目の就任挨拶とさせていただきます。


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