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㈱柿里(2012年7月号)飲食業

~ 食卓に柿里ブランドを ~

㈱柿里は、本店「花御堂」をはじめとするレストラン業を展開してきましたが昨今、時代の流れとともに接待事業が減少、高単価な外食は敬遠され、方向転換を迫られていました。
新たな局面を迎えたその時、佐藤社長がいち早く目を付けたのが、家庭での食事。外食が減少する一方、中食と呼ばれる調理済食品を家庭の食卓で食べる食事形態は増加しています。

 

柿里が家庭向け食品として開発した商品は、氷見牛コロッケやカレー、たまねぎドレッシング、とんかつソースにステーキソースなど多種。レストランの味が手軽に食卓で味わえると好評です。
「地場の食材を使って、どのようにブランドとして価値ある商品をつくりだせるかを常に頭に描いています。食卓で柿里の味を楽しんでいただきたい、その思いから様々なレシピを発案しています」

 

そして、今年の新商品として人気を集めているのが「ゆずサイダー」(1本230円)。
チューリップフェア期間中には2,000本を売上げ、甘すぎないすっきりとした飲み口は、食事にも合うと反応は上々です。瓶に入ったサイダーがうっすらと白濁しているのは、庄川産のゆず果汁を使用しているから。このサイダーは庄川温泉峡や市内観光施設で販売しているほか、箱入りの6本セットはゴルフコンペの景品や贈答品としても喜ばれています。

 

ブランド商品の開発もさることながら、本業のレストラン業での「職人の育成」も決して忘れていません。「やった限りは残していきたい、職人を育てる場はなくしてはならない」そう力強く思いを語られます。
本業のレストラン業を軸におき職人を育てることは、柿里の新メニュー開発はもちろん、販売する商品レシピの拡大にもつながっています。 「販売チャンネルを増やし、定着させること」これが佐藤社長の目指す新たなターゲット。バイタリティー溢れる行動力でこれからの舵取りに注目です。


事業所名: ㈱柿里

代表者: 佐藤 幸博

所在地: 〒939-1315 砺波市高道113-4

TEL: 0763-32-7065 FAX 0763-34-0822

ホームページ: http://www.kakizato.co.jp/