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夢ひらく〉(有)キングパン(2013年12月号)パン製造・販売

(有)キングパン(2013年12月号)パン製造・販売

~パンづくりを通して砺波を活かす~  

苗加に工場を構えるキングパン。仕事中心だったという先代のご両親の苦労に報いたい、恩返しがしたいという思いから、福井社長が継がれています。静岡の会社で修行を積み、高岡の営業店にて日本人に合うパン作りのノウハウを叩き込まれたそうです。
 キングパンの売りは「その日に作ったものを、その日にお届け」。最低6~7時間はかかるというパン作りを、数年かけて独自のシステムを考案し、10時までに全商品を作り上げ出荷していらっしゃいます。スーパーや学校への販売の他、メーカーでは珍しい直接販売もしており、「販売車を5台稼働させメーカーだからこそできる、できたてパンを安くみなさんにお届けさせて頂いています。」と福井社長。パンの鮮度という大きな強みを持ち、大手メーカーさんとの差別化を図っていらっしゃいます。

 

砺波産の玉ねぎ入りカレーを使用したパンを農協さんで販売しておられますが、その第2弾として、今回砺波産の玉ねぎと米粉を使用したピザ風米粉玉ねぎパンを発売されました。玉ねぎ本来の味と食感を味わえ、「砺波を活かしたい」という強い思いが込められた一品となっています。
 また、「食べてもらわないと、評価も頂けない」と四半期ごとに5~6品の新商品を出すなど、常に努力をし、いいパン作りを目指していらっしゃいます。買う時に目移りしてしまう程の種類があることは、皆さんもご存知かと思いますが、現在80種類あるそうです。次はとなみブランドにも認定されたリンゴを使用したものを考案中のようです。

 

 そしてその製品をいかに外に売るか、PRの仕方をどうしていくのか等模索しておられ、「様々な業種の人達で話し合う場を設け、知恵を出し合って情報を共有し、砺波を活かしていきたい。これこそ農商工連携でしょう。」と熱く語られました。
 また福井社長は、自社のみならず食品業界の企業力のアップを図りたいという、大きな思いも持っていらっしゃいました。


事業所名: (有)キングパン
代表者: 代表取締役 福井 智一
所在地: 〒939-1333 砺波市苗加4346-1
TEL: 0763-33-4588
FAX: 0763-33-4148