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夢ひらく〉散居の小さなスコーン屋さん そらもよう(2022年8月号) 洋菓子店

散居の小さなスコーン屋さん そらもよう(2022年8月号) 洋菓子店

~ 砺波に惹かれ移住を決意 ~

「砺波の伝統家屋『アズマダチ』に惹かれ、景色がきれいで人が温かい砺波に移住しようと決意しました。」そう語るのは、散居のちいさなスコーン屋さんそらもようの店主渡辺千恵さんです。

 

大好きな紅茶に合うお菓子を提供したいとの想いから、2021年3月に開業されました。古民家を改修した店頭には、できたての手作りスコーンやプリンがずらり。庄川ゆずや砺波の牛乳など地元の食材をふんだんに使い、昨年は県の地産地消飲食店ポイント制度の加盟店にもなりました。県産豚肉を使った自家製ベーコン入りスコーンを考案するなど、日々新商品の開発にも励んでおられます。

 

千葉県市川市出身の渡辺さんは、都会での生活を送る中、のんびりとした田舎暮らしに憧れを抱き始めます。そこで、2016年に一念発起、ご夫婦で砺波への移住を決意されました。2017年度から3年間は、地域おこし協力隊として砺波市観光協会に勤務。観光案内やSNSなどを駆使して情報を発信することで、砺波をより知ることが出来たと仰います。

 

転機は地域おこし協力隊の任期終了が近づいた2019年でした。「定住しようと思っていたため、この理想の場所で自分は何をしたいのか考えるようになりました。古民家でカフェの開業も考えましたが、新型コロナが流行し一旦保留に。新しい生活様式に対応した事業をあれこれ考えた結果、スコーンのテイクアウト販売にたどり着きました。」

 

協力隊3年目の年に、試行錯誤を重ねて県内各地のマルシェに出店し試作品を販売されます。多くのお客様より好評を頂いた事が自信へとつながり、開業に至りました。店名は『そらもよう』愛犬の名前そらたろうと、日々の天気のように常に気に掛けてもらえるお店でありたいとの想いからこの名前にされました。

 

一つ一つの質問に真摯に答えて下さる渡辺さん。将来の夢を尋ねると「紅茶のドッグカフェをつくり、来た人が休んでいけるような憩いの場を提供したいです」と笑顔で語って下さいました。

 

営業時間 毎週 金・土・日曜日 11:00~16:00(無くなり次第終了)


事業所名: 散居のちいさなスコーン屋さん そらもよう
代表者: 代表 渡辺 千恵
所在地: 〒939-1332 砺波市五郎丸128
TEL: 050-6874-0959
ホームページ:https://soramoyou-scone.com/