砺波商工会議所

 

 

 令和4年6月28日（火）、TONAMI翔凜館にて第6回通常議員総会が開催され、令和3年度事業報告書並びに収支決算書が承認されました。

　令和３年度事業報告総括的概要

　日本経済は、昨年度に引き続き「コロナ禍」の波に翻弄され、さらに年度末の国際紛争勃発により、「人・もの・金」の動きが大きく停滞したことで大きな落ち込みを経験することとなりました。ここにきて、若年層を含む3回目のワクチン接種が軌道に乗ったことで小康状態となり、ウィズコロナとして数次にわたり実施されてきた経済対策の効果を期待するものです。

このような中、当会議所の令和3年度事業も産業フェアをはじめ予定したイベントや県外への出向などは、青年部および女性会事業も含めて軒並み中止・延期の判断に至りましたが、このような時期こそ地元に根ざす会議所として市内事業所に寄り添い、国・県・市が次々と繰り出す様々な経済対策の活用に向けて、支援事業や融資などの相談事業に注力した結果、コロナ禍で巡回指導の件数が減少した分、特に支援策関係の相談が増加し、充実した融資の中では融資関係の相談は減少しました。また、庄川町商工会とともに市に要請し、市及び県交付金を活用した融資にかかる支援策や3次にわたるプレミアム商品券発行事業などの事業を展開し、市民の消費が会員事業所を支える仕組みによる事業展開により、単年度では7事業所の会員増となりました。

本年度は若年層も含む3回目ワクチン接種の普及などの効果を期待し、昨年度に休止・延期した地元イベントの復活に期待するとともに能越道関連会議所や東海地方との広域交流をより強固にして地域資源の特色を活かした新たな成長産業への取り組みを強化するなど、市内企業の価値を高めて消費に結びつける好ましい循環の創出に努力を重ねてまいります。

　具体的には、市の補正予算による第4弾プレミアム商品券事業を年度中盤から展開するとともに、9月初旬には感染対策を徹底したうえで、産業フェア（パワー博）を実施することとして、青年部事業とのコラボや能越道フェスティバルの同時開催、加えてJAとなみ野の協賛を得て新たな展開を企画しておりますのでご理解とご支援をお願いいたします。さらに10月に予定する女性会の観月会の盛会も期待しております。今後とも多くの会員事業所が参画できる事業を企画・展開するとともに、「コロナ禍」での各種補助金・融資制度等のPRと活用に向けた助言を始め「働き方改革」「インボイス制度」の本格実施に伴う事業所への支援を強化いたします。また、砺波市の将来像を若手の意見を積極的に取り入れて研究する仕組みづくりの研究を継続いたします。

これまで重点目標としてきた「会員のための会議所づくり」の集大成として会員企業に寄り添い、創業支援や事業の承継などへの対処法を共に考え対応できるよう、役職員一同さらに努力を重ねる所存であり、会員の皆様方のご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。

 

 

令和３年度一括収支決算の概要

		（単位：円）
	科　目	決算額	割合
収 入 の 部	会費	20,610,000	15.4%
	交付金	38,615,920	28.8%
	事業収入	34,753,554	25.9%
	負担金	16,518,500	12.3%
	協賛金	0	0.0%
	雑収入	6,860,690	5.1%
	繰入金	500,000	0.4%
	繰越金	16,388,975	12.2%
	合　計	134,247,639	100.0%
支 出 の 部	給与費	47,220,240	35.2%
	旅費	117,560	0.1%
	事務局費	20,306,644	15.1%
	事業費	18,505,706	13.8%
	会議費	439,594	0.3%
	分担金	1,715,400	1.3%
	福利厚生費	6,908,189	5.1%
	交際費	169,710	0.1%
	退職金積立金	1,355,000	1.0%
	雑費	687,579	0.5%
	租税公課	2,508,727	1.9%
	繰出金	14,500,000	10.8%
	選挙費	0	0.0%
	予備費	0	0.0%
	次期繰越金	19,813,290	14.8%
	合　計	134,247,639	100.0%