砺波商工会議所

「ハローワークに求人を出し続けても人が来ない・・・明日から即使える新ハローワーク活用法」と題した人材採用支援セミナーを2023年8月28日、講師に有限会社「ｈｓ ｓｔｙｌｅ」の渋谷秀樹氏をお招きして砺波商工会議所で開催しました。

　小規模事業者でも大手に負けない求人をするために、若者の傾向を知ることが大切であると説明されました。若者、特にZ世代は、給料よりワークライフバランスを重視し、①自分らしさが大切、②どう見られるか、③効率（タイムパフォーマンス）重視、④上下関係を好まない という傾向があり、この特徴を踏まえて求人の仕方を見直す必要があると説明がありました。そして効率よく伝えるために、文字ばかりの求人票やホームページではなく、短時間でリアルを伝える動画を活用すべきと解説されました。若者は新聞もテレビも見ない人が多いが、求職活動している人は９割がスマホやＰＣで「ＹｏｕＴｕｂｅ」等の採用動画を見ているそうです。ハローワークのインターネットサービス求人票でも動画のアドレスを記載することが可能、また職種欄や仕事内容の記載の仕方次第で求職者に伝わる情報が格段にアップするとのことです。実際、動画を導入した事業所では、それまで数か月間も全くなかった応募が、１週間で４名の応募があったという実績もあるそうです。
　若者採用の鉄則として、①トップ主導で採用、②Ｚ世代目線で考えよ、③ハローワークを使い倒せ を話された渋谷氏は、等身大のリアルを伝える「共感採用」、「自分がここで働いたら・・」を考えさせるのが、これからの求人方法ですと締め括られました。