〉夢ひらく〉老松工房(2007年1・2月号)家具製造
~ともに生きる家具~
「できあがった家具は、まるで自分の子供のように感じます。ときどき嫁ぎ先に、こっそり様子を見にいくこともあります(笑)。」
『老松工房』は、オーダーメイドで棚やテーブル、つい立などの家具を製作しています。 もともと美雪さんのお父様がこのお仕事をされていて、旦那様の茂さんがその後を継ぐ形で、現在の工房を構えられました。
大型家具店で低価格の商品が溢れる中、こちらの工房では全て手づくりで作業が行われています。時間と愛情をかけてつくられた家具がお客様の手に渡り、上手くやっているだろうか、大切に扱ってもらえているだろうか、と嫁にいった娘を持つ父親の気分になるのも納得です。
「いまは主に、店舗からの受注に応じて家具を製作していますが、希望があれば個人の方のご要望にもお応えしていきたいと思っています。」とのこと。納期が重なると、睡眠時間がとれないほど忙しくなることも。冬場は比較的、落ちついた時期になるそうです。
作品には、つくり手の人柄が出ると言います。取材に行ったこの日、実際に出来上がった家具を目にすることはできませんでしたが、この工房でつくられたものは、きっと温もりを感じられる家具なのだろうなあと想像しました。
暮らしをともにしている家具。だからこそ、自分好みのオーダーメイドで快適生活を演出してみてはいかがでしょう。
■事業所名:老松工房
■代表者:吉田 美雪
■所在地:〒939-1306 砺波市宮村256
■TEL:0763-32-4508