〉夢ひらく〉なんぶ建築設計(2009年9月号)建築設計業
~景観との調和を考えたものづくり~
「建物は“かたち”が残るもの、自分の設計したものが地図に載り、何十年も存在することはやりがいでもあり責任が非常に大きいことだと感じます。」
一級建築士の資格をもつ南部さんは、建設会社に勤務のあと目標としていた独立を果たし、主に住宅や店舗の設計を手がけられています。
建築設計士は、図面を描くデスクワークが中心に思われがちですが、依頼主であるお客様の細かな要望を汲み取り形にし、それを現場の職人さんに伝える両者の要(かなめ)としての役割が大きいと言えます。
南部さんが常に考えられているのは、設計した建物と今ある景観との調和です。お客様の要望を尊重しつつ、まちづくりを考えることはバランス感覚が必要とされます。景観を壊さず、そしてお客様の納得いくものを手がけられることは容易ではないこともあります。しかし、どんな些細なことにも妥協しない南部さんの誠実な仕事ぶりが評価され、仕事の依頼は人から人へとつながってきています。
「とにかく真面目に仕事をすることが一番大切だと考えています。小さな事にも手を抜かずに取り組む、それを積み重ねていくことが信用をつくっていくことになるのだと思います。」そう語られる、南部さんの真っ直ぐな眼差しはその人柄を映し出しているかのようです。
景観との調和を考えながらも、こだわりを見せるものづくりにかける情熱が伝わってきます。
■事業所名:なんぶ建築設計
■代表者:南部 稔
■所在地:〒939-1323 砺波市上中野35-5
■TEL:0763-82-2111
■FAX:0763-82-2111
■E-mail:nambu@amber.plala.or.jp