会報「商工とやま」平成23年1月号

新春特別寄稿
 元気がでる12のメッセージ【第2部】元気を源に



富山の元気人を育てる学びの共同体 富山インターネット市民塾推進協議会 事務局長 柵  富雄


 「なぜ富山からこれが生れたのですか?」視察される多くの方が訪ねる言葉である。
 富山インターネット市民塾*1には、各方面からの視察が多い。各地や国の地域活性化、地域情報化、社会教育関係者、教育研究者、NPOなど幅広い。

 インターネット市民塾は、平成10年に独自の教育手法とインターネット技術を活用した企画提案を採用していただき、富山県、富山大学、県民生涯学習カレッジ、インテックでの共同研究が始まりである。3年間の社会実験を経て平成14年に、県、市町村、県内の大学、企業、商工会議所連合会などが参加する推進協議会が設立され、産学官民による共同運営が始まった。当時県民生涯学習カレッジ学長だった飯田宗映氏が初代の理事長に就き、橋本清氏、村井和氏と受け継がれ、現在は富山大学の山西潤一教授が務める。


◆市民講師を発掘

 この間、市民や県、市町村、大学、企業が主催し、インターネットを通じてさまざまな学び合いの場が生れた。現在、年間100を超える講座や私塾等が開かれている。30代から50代の働き盛りが多く参加し、最近は60代の伸び率が高い。

 発足以来の一貫した特徴は、市民講師の育成にある。市民講師のプロフィールは多彩である。企業に勤める中堅社員や子育て後の社会参加を目指す人、自立して事業を営む経営者、プロのアナウンサー、定年を機にチャレンジするシニアなど年代も幅広い。テーマは、紅茶や健康づくりなどの身近な生活に関するものから、コーチング、品質管理など仕事に役立てるもの、富山の自然や歴史、文化を学ぶふるさと塾など多彩である。富山の経営者による経営哲学講座は、企業を越えて学ぶ人が多い。約7600人の登録者のうち県外からの登録は約4割を占め、富山の知を全国に発信し「知の置き薬」となっている。

 初めて「講師」となる人、ITの活用が浅い人も多く、事務局スタッフが個別に支援する。それぞれの経験やノウハウを生かして学びの場を作っている。中には只者でない人もいて、富山の人材の潜在力を感じる。市民講師が作る学びの場は、ネット教室とフェイス・ツー・フェイスを組み合わせ、人が人から学ぶことを大切にしていただいている。参加者も知識を持ち寄って、お互いに引き出し合う「知の足し算」が生れることがねらいである。中には参加者が市民講師や活動リーダーとなる「知のリレー」が生れることもある。


◆教えることは最高の学び

 もっとも学んでいるのは市民講師である。これまでの知識、経験、キャリアを振り返り、教えるために深め、インターネット市民塾の「ネット教室セット」の使い方を学ぶ。参加者を集めネットやフェイス・ツー・フェイスの場を運営することは、「自立的発展力」や「人間関係力」、「道具力」という社会人力を高めて生き生きと輝く。70歳を過ぎて事業を立ち上げるシニアも出ている。このような市民講師のチャレンジと自己改革は、参加者(受講者)にも刺激を与え、仕事や地域活動への取り組みなど、市民講師や参加者による新たな活動が、平成21年度は52件報告されている。


◆地域人材として活躍

 これらの市民講師や参加者の中から、ふるさと学習を広める推進員や、富山の手仕事を取材して子どもたちの職業観を涵養する青少年教育活動が生れている。神戸とインターネットを介して学び合う「防災市民塾」では、神戸との訪問交流がある。働きながらネットで活動するeメンターや情報サポータも育ち、これらの人材の参加を得て地域課題への取り組みを組織的に進めている。例えば、再就職を目指す学習支援事業や、ITを活用して一人暮らし高齢者などの社会参加を支援する事業で、大いに活躍している。


富山が生んだ全国ブランド

 富山の取り組みが各地に波及し、全国12地域で「地域版インターネット市民塾」が誕生している。地域活性化関係者、教育実践者などの共感を得て、地域に新しい知識交流を起こそうと富山に学んでいる。全国と富山の往来も盛んである。各地に波及したインターネット市民塾は、それぞれに特色があり、防災、雇用創出、世界遺産などは、逆に富山の活動にも波及している。まさに地域を越えた知の還流である。

 平成20年7月に各地の実践者、研究者が集り、インターネット市民塾の全国ネットワーク組織としてNPO法人地域学習プラットフォーム研究会*2が設立された。その拠点とする事務局は富山に置かれた。


◆富山型の人材育成システム

 富山には、売薬さんや北前船など江戸時代から全国ネットワークがあり、これらの財を人材育成に充ててきた教育の歴史がある。IT時代にあっても学ぶところが多く、インターネット市民塾で開かれる講座、私塾は「現代版の寺子屋」と言える。インターネットを使って家々に届ける「知の置き薬」、「先用後利」でもある。

 このような地域人材育成と産学官民による運営システムは、集団教育、公式教育にない富山型として研究対象にもなっている。昨年(2010年)7月にOECD(経済協力開発機構、パリ)で日本の事例として紹介され、同研究員が富山に調査訪問を予定している。

 富山型運営システムは、推進協議会に参加する県、市町村、大学、そして企業が共に支え共に活用するしくみで成り立っている。ボランタリーな参加で占める事務局スタッフは、富山の元気人を育てる手応えが大きな励みになっている。

 *1 富山インターネット市民塾   ▼URL
 *2 NPO法人地域学習プラットフォーム研究会   ▼URL

●柵 富雄(さく・とみお)
富山県生まれ。昭和45年に(株)インテックに入社し、各種社会教育施設、地域活性化のための情報化推進を担当。現在は、(株)インテックシステム研究所社会システム研究室長、富山インターネット市民塾推進協議会事務局長、NPO法人地域学習プラットフォーム研究会理事長、第5期中央教育審議会臨時委員ほか、生涯学習や地域活性化等のアドバイザーを多数務める。



小さな学びは、元気の種 フリーアナウンサー    柳下 詩織


 富山の元気は、今どこにあるのか。
 そもそもT元気Uとは何だろう?
 健康=元気、とは限らない。
 調子よく喋る人=元気な人、でもないはずだ。

 私は富山インターネット市民塾というところで、アナウンサーの経験などから『暮らしの言葉レシピ』という朗読や話し方にまつわる講座と、取得したての紅茶コーディネーターの資格を生かし『おいしい紅茶生活のススメ』という2講座を主宰させてもらっている。先日、今年度の講座を終えたばかりなのだが、志をともにする人が万障繰り合わせ、同じ場所、同じ時間に集まるというのは、それだけで奇跡的なことだと毎回感じていた。さらに不思議なのは、そういった自分磨きへの投資にはあまり不景気が響かないようだということ。いや、むしろ不景気だからこその「変わらなければ」という思いなのかもしれない。数千円を払い、それぞれが仕事の都合をつけ、学生の人は遊びのスケジュールを調整し、主婦の人は晩ごはんの準備を先に済ませ、いそいそと会場にやってくる。まったく頭が下がる思いだ。

 そういう人たちは、何かを教わる前から、すでにスタートラインより先のところに立っているようにも思う。


◆元気=向上心?

 最近私は、元気=向上心ではなかろうかと理解しつつある。
 何かを学びたいと思う心が、どれほど人生を豊かにし、ひいては社会を明るくするものか。
 「自分には関係ない」「向いてない」「興味がない」「才能がない」と、蚊帳の外に多くのものを出していくうちに、どんどん自分の居場所が狭くなる。
 天井の高さを、内なる家の大きさを自分で決めてしまうなんてナンセンスだ。
 しかも、それは2通りの人間に分類されるというより、大抵は一人の人間がスイッチを入れているか、いないかだけの差なのである。
 お金をかけなくたっていい。コミュニケーションの面からいえば、なるべく明るい声で話す。笑顔を増やす。たったそれだけで、良い話し手には、良い聞き手が育つし、良い聞き手であれば、いつも以上の良い話が聞けるものだ。
 人は鏡。新しいことを始めようとする人の周りには、良い連鎖反応が起こる。
 その実験は突飛なものである必要はない。
 とはいえ、私の周りには仕事を1ヵ月休み、スペインの巡礼路800Hを歩いて踏破した人や、武者震いする思いで、ロシアの日本語教師になった人もいる。
 他の人なら尻込みしてしまうようなことに勇気をもって挑むのは、もちろん誰がみても素晴らしい。
 けれど、これまで自分がしたことのない何かに取り組もうとする人も、等しく素晴らしいと私は思うのだ。初めてまつ毛エクステをつけてみた、念願だったバケツプリンを作ってみた、韓国語を習い始めた…、そんなささやかなことが愛おしい。

 大きな決心は人生のうち、何度もできるものではない。
 そのかわり、小さな決心をたくさんしよう。
 小さな学びと冒険物語の一年を生きよう。

●柳下詩織(やなぎした・しおり)
魚津市出身。FM富士(ふじ)、青森テレビ、テレビ埼玉、チューリップテレビの局アナを経て、平成20年4月フリーに。アナウンサー歴15年。日経コンサルタントの元コミュニケーション術講師。現在チューリップテレビアナウンス講座 講師、富山インターネット市民塾『柳下詩織の暮らしの言葉レシピ』『おいしい紅茶生活のススメ』講師。著書に『ふたりの時計 ふたりの地図』(明窓出版)がある。



自分を輝かせる法則     (有)エイ・エル・ピー 代表取締役社長 八尾 稔啓


 現在の社会経済状況を見ると、どこもかしこも閉塞感がある。また様々な組織の現場を見ていると、どうもギクシャクしている状況が多い。厚生労働省では、「自死」や「うつ病」などばかりが取り上げられているが、それだけの問題ではないし、ここ12年間のメンタルヘルス対策にもかかわらず状況は改善されていない。今組織や個々人が元気になれるように、組織をあげて取り組むべきときではないかと考える。


◆頑固、頑張り屋は病気?!

 そもそも、病気とは英語で「DISEASE」(疾病)という。分解すると、DIS=NOT、EASE=RELAXとなる。つまり、リラックスするのが下手な人は病気ということだ。身近な事例として、頑固も立派な病気ということになる。非常にまじめで頑張り屋の気質の富山県民性も、ある意味では病気の側面がある。実際ここ10年間で自殺率がワースト10に入ったことが何度かある。

 そもそも人間には、リラックスするという本能はない。初めてのことなどにぶつかると必ず緊張する。そして、そのときの感情により緊張する場所もある程度決まっている。例えば、「腹が立つ」という「怒り」の感情は、「上気する」とか「気が立っている」という表現をする。緊張しやすい「胃が実際に緊張して持ち上がる」様な感じなので「腹が立つ」という身体表現がある。

 つまり、俗に「メンタルヘルス」などとよく言われているが、実は「ヘルス」というのは、心技体のバランスの状態という意味合いになる。「うつ病」なども、いまだに「心の病」などという人があるが、実は「脳の病」であり不眠など身体反応を必ず伴うものである。従って、メンタルの課題には、人間性全体のアプローチが不可欠である。

 さらに誤解が多いのが「ストレス」という言葉だ。大半の方は、精神的なイメージで、体に悪いと思われている。しかし、生理学的には、何かしらの刺激が体に降りかかってきた時に、それに反応して元に戻る作用を称して「ストレス」というのが正解である。つまり、適度な「ストレス」は生きていくうえで、人間に重要な「はりあい」のようなものだ。


◆人を元気にするもの

 では、個々人が元気になり「リラックス」上手になるために何が重要なのだろうか。これは、数多くのアスリートたちが如実に実行している。あるいは、「道」と付くすべてのものに共通している。姿勢、呼吸、力を抜く、身のこなし方などのキーワードがあげられる。

 数年前に書いた拙著では、「RIV(りぶ)の法則」として紹介している。

 RIVのVはVISION。大きな夢を抱くこと。脳はおいしい人参を目の前にぶら下げないと元気が出ないように出来ている。そして、それがおいしそうであればあるほど、何とか食べようと努力する(自己効力感と呼ぶ)。この力が付くと、それをI=アイデンティ(自我同一性)と呼ぶ。いわば、自分の身元証明(俗に言うと自信のようなもの)。そして、この2つが揃うと感謝と素直さがにじみ出てくる。そんなときには、R=RELAXしやすい。この3つが、人を元気にする根源といえる。

 また、キトキトになるための5つのキーワードをあげている。
  @生き生き・力
  A気づき・力
  Bイタズラ・力
  C共感・力
  Dリラックス・力

 それらを鍛えるには、現代教育のIQ的な座学のみでは対処しきれないだろう。何かアプローチ方法を変えて、もう少し「人間力」を高めていく方法を見出す必要性を感じている。そういう意味でも、私は「身体知」の重要性を訴えたい。

 パソコンなどに慣れると、漢字を忘れる。車に慣れると、足腰が弱くなる。人間はそもそも野生動物であったのに、便利なものに慣れすぎて、本来の能力を失いつつある。今こそ、頭をやわらかくして、「リラックス」の重要性を再認識してもらいたい。

●八尾稔啓(やお・としひろ)
昭和32年山口県生まれ。江崎グリコ(株)、(株)アイバック勤務を経て、平成9年に(有)エイ・エル・ピーを設立、代表取締役社長に就任。健康心理士(日本健康心理学会認定)。心理相談員(中央労働災害防止協会認定)。産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会認定)。富山インターネット市民塾講師。(有)エイ・エル・ピーでは、メンタルヘルス関係、コミュニケーション能力関係、親子関係・不登校・いじめ等子育て支援関係のほか、キャリア開発支援、各種リラックス法の指導等、要望に応じてオリジナル研修を行っている。
▼URL



人生終わりよければ…ALLHAPPY 〜加齢とともに華麗に生きる〜
  健康ダイエット研究所ゲンキレート 代表 能作 靖雄


 人間、年を経ると、いろいろな折に衰えを感じさせられる。アンチエージング(抗老化)と気張ってはいるが、老いは神の理であり恐れることも恥じることもないと思っている。近頃とみに「もの忘れ」が気になるが、忘れたのではなく、これまで覚え過ぎて脳内が混雑しているに過ぎない。その雑踏の中から必要な記憶を取り出したり、新たな事柄を押し込もうとしたりしてもスムーズにできないだけである。次の日にひょっこり思い出すことがその証拠だ。


使わない器官や機能は老化する


 これには原因がある。一言で言えば「血のめぐり」が悪くなったのだ。血のめぐりが悪くなると体を構成している60兆個の細胞に栄養・酸素・熱の配給が滞ってくる。その結果、各細胞は働きが鈍ったり壊死したりする。動脈硬化や筋肉の拘縮は飽食と運動不足の結果だ。ルーの3原則(生物学)によれば、人の体は使わない器官や機能は衰え老化する。頭も然りである。日ごろ「歳だから…」と言い訳し、頭に血をめぐらすことを怠り、新しいことを考えるのは面倒くさいと脳(大脳前頭葉)を使わない結果、歳とともに脳細胞を萎縮させてしまう。だが、これくらいでは心配することはない。私たちの脳は、使えばまだまだ十分に活性化する余地があると最近の高齢者研究で報告されている。失われた機能を嘆くのではなく、残された部分を活用すれば十分カバーできることも分かってきている。決して悲観することはない。

新しい挑戦が、脳を活性化


 「もの忘れ」の原因は、@脳の末梢血管の血流不足、A大脳前頭葉を活用しないことによる廃用性萎縮に大別される。

 末梢血管の血流は皮膚の表面から専用の顕微鏡で簡単に見ることができる。末梢血管の血流不足はデトックスや食生活で改善でき、その効果を自分で観察することができる。

 次に、廃用性萎縮は脳ドックで確認できる。アルツハイマーのような原因不明の重度認知症を心配する人もいるが、発症例は僅かであり、大切なのは頭を使わないことによる軽度認知症を予防する努力が肝要である。

 人は長年の経験から日常生活の諸問題には概ね対処できるので新たな対応策を考え行動することを避ける傾向が強い。すると大脳前頭葉を使う必要はなく、これまでの記憶を照合することで済ましてしまう。「もう、歳だから今更新しいことはできない。したくない」と言って脳を使おうとしないことが廃用性萎縮につながってしまう。自ら、ボケよう、ボケようと努めているようなものだ。

 カラオケ好きでも新曲にチャレンジしている人はボケにくいが、十八番ばかり歌っている人はボケやすいという(浜松医療センター金子満)。

 新しいことにチャレンジし、新しい仲間と交流することが脳を活性化させる。そのためには自分の過去を引きずらずに、新しい自分の変化・成長に喜びを感じる生活が望ましい。毎日に覇気も生まれる。


加齢とともに華麗に生きる


 「歳だから…」という一言は、新たな挑戦を避ける言葉として使うのではなく「歳だからこそ、できることがある」という意味で使えばよい。高齢者には自由に使える時間がたっぷりあり、住宅ローンも子供の教育費もいらない。更に、十分な経験や人脈もある。ヤル気さえあれば何だって挑戦できる条件が揃っているのだが、それを活用しないためにボケてしまうのだ。時間・資金・知識・人脈等の活かし方を考えるだけでも脳が活性化してくる。

 他方、体の冷えの問題がある。冷たい飲食が多く、冷房や運動不足により、この50年間で日本人の平均体温は0・7℃低下したという。体温が1℃下がると免疫力が30%低下するそうだ。低体温とは体内の血流が悪いことを意味している。特に、食道・肺・胃・腸・子宮・膀胱など空洞のある臓器は血流が少ないので冷えやすい。体内温度35〜36℃がガン細胞の培養温度である。体の冷たいところがガンに冒されやすいのだ。

 「退職や引退した後はしばらく体を休め、ゆっくり充電します」という人がいるが、何もせずにぼんやりしていると、充電ではなく、生きるエネルギーをすっかり放電してしまい、気が付くとヤル気も体力も萎えて粗大ゴミ化する人が多く見受けられる。

 体を冷やすこと、そして何もしない生きがいのない生活は闘病死を招く。平均的には男性が5〜6年、女性は7〜8年の闘病・介護生活が待ち受けていると言われている。
 加齢を重ねても頭と体を使い、新しい友達・仲間をつくり、死ぬまで輝く華麗な人生を送りたいものだ。

 今年の干支「兎」は繊細だが我慢強く、また体が柔らかくピヨンピヨン跳ねる。兎のように、体と頭をよく使い、体の冷えをなくして、もう一段飛躍する楽しい一年になるよう祈念したい。

●能作靖雄(のうさく・やすお)
生活習慣病予防指導士(NPO法人日本ホリスティック医学協会認定)。
健康ダイエット研究所ゲンキレート代表。平成19年度「とやま起業未来塾」3期生卒。富山インターネット市民塾やポエシアブランカ街中講座で講師を務める。
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